目的と目標の違い

目的と目標の違い

士業の顧客獲得に掛ける時間を半分に、受注単価を30%増に、
士業Webマーケティング@志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐です。

本日は、目的と目標についてお伝えします。というのも、ここがビジネス成功の重要なカギになるためです。

士業として仕事をしていくうえで、その目的と目標を明確にすることの大切さは、様々なところで語られていると思います。
しかし、目的と目標の違いを明確にしたうえで、それを定義している方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

士業には様々な依頼が飛び込んできます。そうした仕事をこなしていき、能力の幅を広げることは重要です。しかし、その結果として「自分は何がしたいのか?」という悩みに突き当たる士業の方が多いのも事実です。

実際に、「自分が何者か分からなくなってきた」とおっしゃる士業の方にしばしばお目にかかります。

そこで、私はいつも、「目的と目標の違いを明確にして、それぞれを定義しましょう」とお伝えしています。

目的と目標は、似ているようで異なるものです。

「そんな細かいことを定義する暇があったら、営業活動している方が大切でしょ」

こんな声が聞こえてきますね(笑)

違いますよ、目的と目標を明確にすることで、ご自身の活動のレベルが変わってきますし、ご自身の活動にアクセルを掛けてくれるのです。

では、目的と目標とは、一体何でしょうか?

これは、文字の意味を考えると分かりやすいです。

目的:的を(目で)見ること
目標:標を(目で)見ること

まだ分かりにくいですかね。

的とは、色々な道を経て、最終的に目指すところです。
簡単に言うと、「目指す方向」を考えることです。

私は目的を

「人生を通じて成し遂げたい事柄・価値」

と定義しています。

創業セミナ―などでは、これを「夢」と表現することもあります。その方が、分かりやすいんですよね。

その一方で、標とは、最終地点に向けて途中で通るべき場所です。
士業の方には「マイルストーン」とお伝えした方がピンとくるかもしれません。

私は目標を

「その活動で達成しようとする理想の状態」

と定義しています。

ここで重要なことがあります。
「目標には期限と数字を入れましょう」ということです。

いつまでに達成する目標なのかを明確にしておかないと、「標」として意味をなさないですよね?
目標を達成したかどうかを測るには、数字が無いと測定できませんよね?

ちなみに、1つの目的に対して複数の目標があっても構いません。複数の目標をクリアしていくことで、目的に近づいていく。そうしたイメージを持っていただければ良いと思います。

少し具体例を見てみましょう。

例えば、野球チームについて考えてみると、このようになります。
【目標】
 今年のリーグ戦で優勝する(1番になる)こと
【目的】
 応援してくれるサポーターに感動を与えること

また、登山家の例を考えると、このような感じでしょうか。
【目標】
 世界で一番高い山を、2年後に登頂する
【目的】
 登山を通じて努力や夢を持つことの素晴らしさを多くの人に伝えること

会社の例を見てみると、
【目標】
 今期の予算数字を達成すること
【目的】
 会社で生み出す価値を広く世の中に提供し、より良い社会を築くこと

こうした目的・目標を明確にすることで、あなたが今取るべき行動は変わってきませんか?

ちなみに、志師塾の目的と目標は、こうなっています。
【目標】
 5年で500人の目線の高い士業を生み出すこと
【目的】
 士業が、日本の99%を占める中小企業を成功に導き、日本経済に良い影響を与えること

これは、個人でも組織でも同じことが言えると思います。もちろん士業にも言えますよ。

目的と目標を明確にすることで、あなた行動のレベルが変わってきませんか?

また、こうした目的と目標は文章化することが大切です。文章に書くことで曖昧な意識が洗練されてきますし、文章を繰り返し見ることで、ご自身の頭の中に刷り込まれてきます。

未来は思い描いたことしか実現しません。大切なことは、未来を如何に具体的に描くかということです。

士業の方が忙しいことは、百も承知です。それを分かった上でお伝えさせてもらいますね。
「一度、目的と目標を文章化してみませんか? そうすることで、あなたの成功確率はぐっと高まりますよ。」

士業Webマーケティング@志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐

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