士業のしっくりこない感とは？
今の仕事が、心から楽しいと、あなたは胸を張って言えますか？
胸を張れない士業の方は、、、
ある一つの発想で、
その心のつかえが取れるかもしれません・・・
五十嵐です。
今日お伝えしたいことは、ある一人の社労士のお話し。
彼は社労士を取得して、独立開業の準備を猛烈に進めています。
独立開業にあたり、彼は、自分自身をどう打ち出していくかを
真剣に悩んでいました。
社労士といっても、ライバルはゴマンといる。
そういった中で、どのようにしてお客様を取っていくか。
初めは、助成金を前面に出して
打ち出していこうと考えていました。
助成金だったら、企業にとってリスクが少なく、
すぐにお客様を獲得できると考えたようです。
しかし、しばらくすると、しっくりこない感が出てきました。
その理由は、自分ではあまりよくわかっていません。
ただ、しっくりこないんです。
で、色々な人に話を聞きましたよ。
でも、多くの人が
「助成金でいった方が良いんじゃない。
地域を絞った方が、良いかもね」
といった感じの反応。
なので、彼は、○○区に特化して、
助成金で打ち出していこうと考えていました。
しかし、自分でワクワクしないんです。
どこかで
「助成金を前面に押し出しても、いつかその助成金は無くなってしまうかも」
と思っていたこともあり、ずーっと悩んでいたんです。
そんな時、あるコーチに出会いました。
そして、彼はコーチにこう聞かれました。
「○○さん、あなた、本当は何が一番したいのですか？」
その社労士の彼は、残念ながら、この問いに
ぱっと答えられなかったのです。
というのも、資格取得を目指したのは、
ある種の安易な気持ち、つまり
「資格を取ったら独立できて、安定して一生働ける」
というところしかありませんでした。
なので、いざ独立開業と言っても、
「何をすれば儲かるか」
という考えしかなかったのです。
そのため、「何が一番したいのか？」という問いに
答えられなかったのですね。
そこで、彼は自分の内面を深く見つめてみました。
・ただ資格を取ったから、独立開業するのか？
・儲かりそうだから、自分で資格起業をするのか？
しかし、どうしてもしっくりくる答えは見つかりません。
その時に問われたのが、次の質問。
「あなたの夢は何ですか？」
”夢”と聞いて、彼ははっとしたのです。
本当に自分に価値があると信じているのは、
実はいわゆる法定業務ではなかったのですね。
なので、彼は資格を活かして、いわゆる通常の
法定業務以外のことをやりはじめようとしています。
彼曰く、
「自分自身のやりたいこととできることがマッチして
今はしっくりきて仕事にまい進できそうだと思う。」
とのことです。
このお話から得られることって何でしょうか。
それは、士業全般に言えることかもしれませんが、
資格を取得できたから、だから独立する、というだけの理由では、
本当に幸せな士業としての仕事ができるとは限らないことです。
少し前には、資格を取って独立開業することで、
安定的に一生働ける仕事が手に入っていました。
しかし、今ではそう簡単に高収入を望める資格業は
ほとんど無いと思います。
もちろん、資格の種類や地域によっては、
まだまだ安定的に仕事を獲得できることもあるようですが、
それがいつまでも続くとは限りません。
そのため、「資格で独立！」と安直に考えるのではなく、
その資格を活かして何がしたいのか、ということを
考えることが重要だと感じています。
そして、その自分の定めた方向に向かって
実現するプロセスを一つ一つ設計すること。
こうすることで、満足度の高い
「しっくりした目標」
が設定できるのではないでしょうか。
僕自身も、中小企業診断士という資格を活かしつつも、
どのようにして自分のやりたい事や夢・目標を
実現するかに時間を割くようにしています。
ま、もちろん日常の仕事に忙殺されてしまうこともあるのですが、汗
なので、強制的に、こういった夢・目標を考える時間を
取るようにしていますよ。
みなさんも、是非、今一度、しっくり感のある夢・目標を
考えてみてくださいね。
士業ウェブマーケティング＠志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐
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