士業の価格戦略(下)

士業の価格戦略(下)

士業の顧客獲得に掛ける時間を半分に、受注単価を30%増に、
士業Web集客 志師塾の五十嵐です。

今日は、週末に引き続き、士業の価格設定について。

【価格は下げるべきか、上げるべきか】

ということで、僕の私見として

【価格を上げましょう!】

ということを書きました。

で、理由が2つあり、理由その1は、
低価格路線では、最大規模の事務所でない限り、
事務所の体力的にもたない、ということです。

価格競争に巻き込まれ、どんどん安くするしかなくなってしまいますからね。

で、理由その2。

これも、本当に私見なので、「違うな!」と思ったら
読むのをやめてくださいよ。

さて、理由の2つ目は、ずばり、、、

【低価格路線を志向すると、士業事務所が不幸になる】

ということです。

「五十嵐さん、意味分かりません」

という声が聞こえてきました、苦笑

まぁ、少しお付き合いください。

仕事の受注単価を下げると、どうなるか。

すごく単純に考えると、コストを下げないといけなくなります。

で、士業事務所の最大のコストとは、

「人件費」

ですよね。

もう少し詳しく書くと、所長さん、職員さんの給料、ということです。

低価格路線を志向している事務所の職員さんの給与は、
ほぼすべての士業で、「ひじょ?に安い」のではないでしょうか。

これが士業事務所にとって幸せかどうか、そこに「Yes」とは
僕はなかなか言えません。

当社のスタッフにも、贅沢をさせたいというわけではなく、
適正な給与を支払うことで、物心ともに豊かな生活を送ってほしいと
思っています。

さらに、低価格路線にすると、事務所の経営はどのようなものになるか。

低価格路線の場合、比較的単純な業務を大量にさばくことが
求められますので、業務が定型化しがちです。

この定型作業(かっこよく「標準化」と言ったりもします)では、
職員のやりがいが、なかなか高まりづらいと感じています。

こう書くと、所長さんからは、

「自分で工夫していくらでも仕事を進めればいいじゃないか!」

という声が聞こえてくるかもしれません。

しかし、大量受注を進める事務所では、
日々の業務をいかに効率的にこなすか、という視点に陥りがちですよね。

なので、実際にはなかなか付加価値の高い仕事のやり方に
もっていくことは難しい気がします。

現実的に、職員さんのスキルに不満を抱えている所長さんの話は
よく耳にしますよね^^;

職員さんも、ワクワク仕事をしたいのに、
実際にはなかなかそうできず、不満を抱えているところが
多いのが実態ではないでしょうか。

もちろん、全ての事務所がこういった状況とは言いませんが、
この原因の根本的なところには、低価格路線というものが
多分にあるのではないでしょうか。

これはあくまでも僕の私見です。

もちろん他の意見もあると思いますが、
付加価値を高め、単価を上げ、幸せな士業事務所ライフを送ってほしい。

僕はそう思っていますね。

なので、志師塾に来てくれる仲間には、

「価格で訴求は断固拒否、付加価値をどうつけるかに知恵を絞ろう」

と言い続けています。

もちろん、そのための戦略は、一緒に考えます、ね。

本来もらえる価値から、自ら価値を下げてしまう低価格路線はもったいない。

本当にそう思う今日この頃です。

士業ウェブマーケティング@志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐

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