士業の専門領域の選び方(中)

士業の専門領域の選び方(中)

士業の顧客獲得に掛ける時間を半分に、受注単価を30%増に、
士業ウェブマーケティング@志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐です。

専門領域の絞り方の考え方には3つの観点がありましたね。

(1)やりたいこと
(2)できること
(3)求められていること

の3つです。

前回は、士業の専門領域の選び方について、「やりたいこと」を考える観点の一つをお伝えしました。

今回は、「できること」について考えていきましょう。

できることでは、「過去」と「未来」で発想することが必要です。

まず、過去について。

過去を振り返る上では、これまでの仕事の棚卸が必要になってきます。

社会人になって、様々な仕事を経験されてきたことでしょう。そうした仕事を、整理できているでしょうか?

案外、これまでの仕事を整理できていない人が多いように思います。

自身の仕事を整理する上では、自分年表を作成することが一つの方法ですね。これは、年代を追って、どのような仕事をしてきたのかを時系列で一つの表にまとめるという作業です。

私も以前の会社を卒業する時に作成しましたが、改めて棚卸をしてみると、案外自分の仕事で忘れていたことが多いものです。

また、自身の経験を整理する際には、「業界」と「テーマ」の2つの軸で考えていく必要があります。

業界とは、製造業や流通業、サービス業、といった大きなものから、スーパー、花屋、サロンなど小さなものまであります。

士業として独立する前に職歴をお持ちの方は、様々なお仕事を経験されてきたと思います。そうした中で、ご自身で経験されてきたことは何でしょうか?

テーマとは、職種と言うと分かりやすいかもしれませんね。

営業、経理、人事、といった大きなものから、管理部門の効率化、市場調査の企画、研修講師といった小さなレベルまであると思います。

ご自身のこれまでの仕事の中で、どのようなテーマをこなしてきましたか?

こうしたテーマの軸で仕事を整理すると、新たな気づきが出てくるかもしれません。

このように、業界とテーマという軸で自分年表を作成することによって、できることが少しずつ明確にあぶり出されてくるものです。

なんとなく頭の中で「できること」を整理するのではなく、表に整理してみることで、自分でも思わぬ事柄が発見できると思いますよ。

もちろん、仕事だけではなく、趣味など個人的な活動も含めて年表を作成すると、更に幅の出る年表ができてくるでしょう。

ちなみに、私の場合、以前本気で取り組んでいた「サルサダンス」が出てきたので、「サルサダンスインストラクター」が得意なんじゃないかと本気で思ったこともあります(笑)

是非、自分年表を作成してみてください。

その上で、次の視点で強みを考えてみてください。

・最も得意としているスキルや知識(顕在化した強み)
・過去の成功体験(忘れている強み)
・過去の失敗体験から学んだこと(付加された強み)

このような強みはありませんか?
それが、「できること」に繋がっていきます。

次に、「未来」について。

未来の「できること」を考えるとは、士業としての意思になるかもしれません。

例えば、以下のような強みはありませんか?

・これから習得しようとするスキル(潜在的な強み)
・克服しようとしている弱み(強みに転換できる弱み)

こうした強みもご自身の「できること」として考えてしまいましょう。

発想としては、なかなか「できること」と捉えにくいかもしれませんが、人間はその気にあれば急速に成長できます。

ある領域の専門領域について、本を10冊読めば、ほとんどの人よりも詳しくなれるんですよ。

私も、7年ほど前に駆け出しコンサルタントとして活動していた時には、全く知らない領域のクライアントへの訪問の前に、本を10冊くらい読み、かなりの知識を詰め込んで準備していました。
(おかげで睡眠時間が犠牲になりましたが、汗)

是非、こうして未来への発想で、「できること」も考えてみてくださいね。発想が広がりましたか?

次回は「求められていること」について考えていきましょう。

士業ウェブマーケティング@志師塾のMBA中小企業診断士 五十嵐

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