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ベテラン世代が生き生きと働ける社会を目指して~コンサルティング会社・セカンドキャリア養成塾の経営 赤木 雄さん~

赤木雄さんはコンサルティング会社およびセカンドキャリア養成塾を営んでいる、株式会社ANパートナーズの代表取締役です。

長年勤めていた企業で60歳の定年を迎える日が近づくにつれて、「人生100年時代にベテラン世代がイニシアチブをもって生き生きと働ける社会をつくりたい」という思いが強くなり、起業を決意。起業塾に通いはじめてから現在のビジネスモデルに行きつくまでに、さまざまな試行錯誤があったといいます。

赤木さんは起業塾や志師塾で何を学び、どのようにビジネスモデルを構築されたのでしょうか。そこには、ベテラン世代ならではの豊富な経験に裏打ちされた成功の秘訣が隠されていました。

1.定年後の業務内容に対する物足りなさ

1.1 勤務先での業務内容

赤木さんが現役時代に勤めていた企業は、東京証券取引所のプライム市場に上場している製造業。そこで研究開発、海外留学および駐在を経て、部下の方が数百人いるポジションで海外企業のM&Aや海外現地法人の設立など、海外進出を主導されていました。自分がイニシアチブをもって働くことができる業務内容に、とても満足していたといいます。

当該企業での定年は60歳。60歳を迎えると嘱託という立場になり、業務内容は後進の育成や新規事業の立ち上げ支援などに変わります。一定の水準での収入は確保できるものの、好奇心を満たせるような仕事や自分が主導権を握れるような仕事には就けなくなることがわかりました。

1.2 定年を迎えた人の扱いに愕然

60歳を過ぎたら、自分が望む仕事が勤務先になくなるのであれば、他社に行こうと考えます。しかし、58歳や59歳での転職活動は想像以上に険しい道のりでした。職務経歴や実績が充実していたとしても、それを他社で活かす場はほとんどありませんでした。

ふと周りをみると、定年を迎えてから役職も職権もなくなり、自分が何の仕事をすればよいのかわからず困っている人たちが大勢いることに気づきました。これまで置かれた環境で自らの職務を全うしてきて、知識も経験も豊かであり、60歳を過ぎているとはいえ体力も気力も十分にあるにも関わらず、一人ひとりが持てる力を十分に発揮できる場所が企業にありません。

1.3 自分自身が生き生きと働くために起業を決意

自分自身が60歳を過ぎてからも満足できる仕事をするには、どのような場が最適か、赤木さんは考えました。自分が満足できる仕事とは、自分自身が創造力を発揮してモノをつくり、自分の裁量で仕事をしてお金を稼ぐこと。

「もっと生き生きと働くためには、自分でクリエイティブにモノをつくって自分で売って、自分自身の力でお金を稼ぐことをしないと、2回目の仕事としては面白くない」と、赤木さんは気づきます。

60歳を過ぎて嘱託という立場で、勤務先でそのまま働き続ければ、一定水準の収入は得られます。ただ、それでは自分が仕事で満足感を得ることはできません。それなら自分のビジネスを構築しようと思い、赤木さんは定年後に起業することを決意しました。

セカンドキャリア養成塾の赤木雄さん2

2.起業に向けての下準備

2.1 長年の経験が導き出した成功の秘訣

勤務先の企業での豊富な経験から、赤木さんは、周りの人の支援を受けながら一つのモノを作り上げていくことが成功の最大の秘訣だと、実感していました。

自分自身でビジネスをしてお金を稼ぎたいとはいえ、前提には人と人とのつながり、良好なパートナーシップがあります。そこで、起業するにあたり信頼できる仲間をつくりたいと思い、起業塾に通うことにしました。

2.2 物足りなかった最初の起業塾

最初に通った起業塾は、スクール形式でした。起業するために必要なマインドや、ノウハウ的なものを学ぶことができました。しかし、教室に通って同期生とは机を並べて顔を合わせるけれどもパートナーシップの構築にはいたらず、赤木さんが求めていた仲間には出会うことができませんでした。

この塾に通っていても面白くないと思っていたある日、パソコンを開くと1通のダイレクトメールに目が留まりました。いつもなら、ほとんど読まずに削除していたダイレクトメール。たまたま軽く目を通すと、無料で受講できる起業セミナーの案内があったので、興味本位で受けてみることにしました。

2.3 無料セミナーで心が躍り志師塾に入塾

無料セミナーは、志師塾の五十嵐塾長のフロントセミナーでした。赤木さんが最も魅力を感じた点は、2,000人規模の卒業生のコミュニティがあり、交流会が頻繁に開催されていること。ここに入れば、求めている仲間と出会えるかもしれない。とはいえ、受講料は思い切りが必要な金額です。

赤木さんは決断にあたり、100%の確信をもって決められることはないと思っていました。高額な受講料に迷いがあったものの、「失敗しようが何しようが、踏み込んでみないことにはわからない」から、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、志師塾への入塾を決めました。

3.ビジネスを構築するまでの道のり

3.1 志を実現させるビジネスモデルの構築に四苦八苦

赤木さんは、「ベテラン世代が生き生きと働ける社会を作りたい」という志を強く抱いていました。しかし、この志を実現させるために、どのようなビジネスモデルを組み立て、どのようにマネタイズするか、明確に見えていませんでした。

志師塾で学びながら、赤木さんの試行錯誤が始まりました。最初に思いついたビジネスモデルは、ベテラン世代を対象とした起業塾、セカンドキャリア養成塾。ベテラン世代が起業するうえで必要なことを学ぶための塾です。

しかし、これでは赤木さんが実際に通って満足感を得られなかった最初の起業塾と変わりません。塾を卒業したから起業できる、成功できるというわけではありません。

志を実現させるためには、塾を開くだけではなく、塾を卒業した方々が、一生懸命に仕事をしよう、自分自身が生き生きと働ける場を求めて塾を飛び出そう、と本気で思えるような仕掛けづくりが必要ではないかと考えました。

次に思いついたのが、コミュニティの構築でした。ベテラン世代の方々が集って情報交換をする場づくりとしてコミュニティを作ろうと思ったものの、卒業生コミュニティをセールスポイントのひとつとしている志師塾と同じビジネスモデルになってしまいます。志の実現という観点からも、まだ物足りないと思っていました。

3.2 コンサルティングと塾、両輪で走るビジネスモデルにたどり着く

ベテラン世代の方が本気で自分のビジネスをはじめようと思えるようにするために、欠けているものは何か。考え続けた結果、「塾で教える側の僕ら自身が、社会と繋がっていないといけないのではないか」ということに赤木さんは気づきます。

志の実現に向けて、自分が心から取り組みたいことは何か、突き詰めて考えると「人に教える仕事がしたい」ということに行きつきました。そこで出した答えは、ベテラン世代を対象としたセカンドキャリア養成塾に加えて、コンサルティング事業もはじめること。どちらも人に教える仕事です。

塾で教える側の自分自身が、企業を退職した後も社会と接点を持ち続けることで、塾での講義の内容に深みが出るとともに、入塾した方から受けるさまざまな質問に答えることができます。希望があれば、塾を卒業した後にコンサルティング事業の仲間として迎え入れることもできます。

2つの事業の準備として、先にコンサルティング事業を軌道にのせてから、セカンドキャリア養成塾を立ち上げることに決めました。塾の講師が60歳以降もコンサルティング業務で生き生きと働いているという実績が、塾への信頼感につながり、入塾希望者が安心して入塾できるのではないかと考えたからです。

3.3 コンサルティング事業の立ち上げ

コンサルティング事業を始めるにあたり、実際に中小企業と話をしてみると、困りごとは多数あるものの、どのように対処すればよいかわからないという企業が多いことに気づきました。日常的に気軽に相談できるコンサルティング事業へのニーズがあることを掴んだ赤木さんは、どのような内容でもワンストップで何らかの答えが出せるような仕組みをつくることにしました。

セカンドキャリア養成塾の赤木雄さん3

仕組みの次は、取り扱うテーマです。赤木さんは、ご自身が長年経験されてきた海外進出、アフリカ・ヨーロッパビジネスに限定してはじめようと思いました。しかし、塾を卒業した方を受け入れられるコンサルティング事業にするには、対象が狭くなってしまいます。

タイミングよく、広告代理店でマーケティングやブランディングを手掛けていた中学・高校の同級生も、勤務先を退職していました。そこで同級生に声をかけ、一緒に事業をはじめることにしました。

また、赤木さんは長年の経験から、企業の海外進出を成功させるには、英語を話せるようになることが一番大事だと思っていました。世界共通語である英語でコミュニケーションをとることで相手との仲が深まり、腹を割って話せるようになることで、M&Aが成功する可能性が高くなります。

また、M&Aを始めるときは、早い段階で効果を最大化するために、業務プロセスや組織風土などを真に統合するための方策を考える必要があります。これには経営体制・組織文化、業務プロセス、情報システム、人事、経営管理など、テーマごとに専門家が必要です。

3.4 1on1を繰り返して仲間が集まる

志師塾の講座を修了した後、営業講座やWebライティング講座など、オプション講座も受けることにしました。そこで出会った仲間を中心に1対1のミーティング(1on1)を重ねると、ベテラン世代で、M&Aに関連するさまざまなテーマの専門家が多数いることがわかりました。

1on1では、自分の志を相手に伝えるとともに、志の実現に向けて本気で取り組んでいる姿を見せ、相手が求めていることを提供することで、一人ひとりと信頼関係を醸成していきます。そのうえで声をかけると、英語、人事、生産管理、財務・会計など、さまざまなテーマの専門家が20人ほど集まり、コンサルティング事業が立ち上がりました。

セカンドキャリア養成塾の赤木雄さん5

4.ベテラン世代が生き生きと働ける社会の実現を目指して

4.1 志師塾で学んだことをフル活用

赤木さんはコンサルティング事業に続き、セカンドキャリア養成塾も開始されます。集客の仕方や営業トーク、クロージングなど、事業の立ち上げや運営に必要なノウハウは志師塾および各種オプション講座で学んできました。それに沿って赤木さんは着々と前進しています。

「志師塾で学んだことがベースになって、いろいろと動きはじめました。一緒にコンソーシアムを組んでいる方々も志師塾で出会った方が中心です。志師塾に通っていなかったら、このビジネスを立ち上げることはなかったと思います」と、赤木さんは語ります。

4.2 志の実現に向けて

ビジネスモデルを組み立てて、これなら軌道にのせられると確信をもった赤木さんは、勤務先を気持ちよく辞めることができたといいます。

「60歳を迎えた人、60歳を過ぎた人で、勤めていた企業を飛び出して起業し、自分の力で稼いでいける人が増えていくような社会になってほしいです。そのような社会の実現に向けて、自分たちの会社が微力ながら貢献したい」という赤木さんは、今日も2つの事業に邁進しています。

セカンドキャリア養成塾の赤木雄さん4

文:黒澤優(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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