この記事では、士業やコンサルタント、講師、コーチなど「先生業」と呼ばれる方々にとって重要な「顧客単価」について解説します。
単価を上げることは、ただ自分の収入を増やすためだけではなく、お客様により良いサービスを提供するためにも不可欠です。
単価を上げられずに苦しんでいる先生業の方々へ、実践的な戦略をご紹介します。
1.顧客単価を上げる必要性とは?
先生業において、単価を上げることに対して「申し訳ない」「お客様のために安い方がいい」と考える方が多くいらっしゃいます。例えば、1時間2,000円のお料理教室の先生のように、低単価でサービスを提供する方も少なくありません。
しかし、低単価のままでは先生自身が疲弊してしまい、結果的にお客様に良いサービスを提供できなくなってしまいます。
単価を上げることに対して、以下のような心理的障壁を感じている方も多いのではないでしょうか。
– 「お客様のために安い方がいい」という思い込み
– 「単価を上げるのが怖い」という恐れ
– 「私には無理だ」というメンタルブロック
ある先生の事例では、1時間800円でサービスを提供していた方が、適切なサポートを受けた結果、1回のサービスが30万円になり、月に6日働くだけで月収100万円を達成されました。
その結果、お客様により良いサービスを提供できるようになったのです。
2.顧客単価を上げる4つの戦略
単価を上げるには、単に腕や能力を上げるだけでは不十分です。ビジネス上の工夫が必要になります。
以下の4つの観点から、単価アップの方法を考えていきましょう。
戦略1:迷える子羊戦略
強く悩んでいないお客様に対しては、単価を上げることが難しいという現実があります。同じサービスを提供するにしても、ターゲットとするお客様を明確にすることが重要です。
特に、切実な悩みを抱えている「迷える子羊」のようなお客様に対してサービスを提供することで、適切な価値と単価を設定することができます。
戦略2:マクドナルド戦略
マクドナルドは一見すると安価に見えますが、実際は顧客一人当たりの単価を上手く設定しています。これは商品戦略の一環であり、先生業にも応用できる考え方です。
ベースとなる商品を手頃な価格で提供しつつ、付加価値のあるオプションやセットメニューで全体の単価を上げる手法を取り入れましょう。
戦略3:高級仕出し弁当戦略
なぜ高級仕出し弁当は高単価で販売できるのでしょうか?一般的な弁当との差別化ポイントを分析し、先生業のサービスに応用することが可能です。
品質の高さ、希少性、ブランディング、パッケージングなど、価値を高める要素を自分のサービスに取り入れましょう。
戦略4:歯医者さん的提案
歯医者さんは比較的高単価なサービスを提供していますが、どのようにして顧客に受け入れられているのでしょうか?
専門的な診断に基づく段階的な治療計画と明確な価値提案が、高単価を可能にしています。
この考え方を先生業に応用することで、お客様にとって納得感のある高単価サービスを提供できます。
3.まとめ
先生業において単価を上げることは、自分自身を満たすだけでなく、お客様により良いサービスを提供するために必要不可欠。単価を上げるためには、以下4つのポイントを見直してみましょう。
1. 腕や能力だけに頼らない
2. ビジネスとしての受注の仕方を工夫する
3. 商品の作り方を見直す
4. ターゲットの選び方を最適化する
これらの戦略を実践することで、先生業としてさらに発展し、お客様と自分自身の双方を満たすビジネスを構築できるでしょう。
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