
弁護士がYouTubeを始めると、たいてい最初に再生数を見ます。50回、120回。伸びない数字を眺めているうちに、次の1本を撮る手が止まる。よくある流れです。
ただ、事務所の集客としての動画は、再生数を稼ぐための道具ではありません。役割は会う前に「この人なら話せそうだ」と思ってもらうことにあります。弁護士は、相談の敷居がとりわけ高い職業。その壁を下げる手段として、動画ほど効くものはそう多くないのです。
この記事では、先生業(士業・コンサルタント・コーチ・講師など)の集客・顧客獲得支援を専門としてきた志師塾が、弁護士のYouTube集客を4つのステップに整理して解説します。あわせて、動画やSNSにかかる日本弁護士連合会の業務広告の規程も、原文にあたって確かめていきます。
- ステップ1:チャンネル設計。誰に向けた、何の専門家のチャンネルかを決める
- ステップ2:何を話すか。守秘義務の中で語れる材料を選ぶ
- ステップ3:撮影と編集の線引き。1本60分に収める設計
- ステップ4:相談への導線。動画の中では売らない
読み終えるころには、カメラを買う前に決めることと、公開の前に確かめることが、順番で見えているはずです。まずは、再生数を追いかけると行き詰まる理由から。
目次
- 弁護士のYouTube集客は「再生数」ではなく「会う前の不安消し」
- 弁護士のYouTubeチャンネル設計を、撮影より先に固める(ステップ1)
- 弁護士が守秘義務の中で「何を話すか」を決める(ステップ2)
- 弁護士のYouTube撮影と編集は、続く形に線を引く(ステップ3)
- 弁護士のYouTubeから相談につなぐ導線を決める(ステップ4)
- 弁護士のYouTubeにかかる業務広告の規程を、公開前に確かめる
- 弁護士のYouTubeを、他の集客手段とつなげて資産にする
- 弁護士の「選ばれる理由」をつくった志師塾卒業生3人の実例
- 弁護士のYouTube集客でよくある質問
- まとめ:弁護士のYouTube集客は「本数」より「一貫性」
動画1本で信頼が完成することはありません。事務所のページ、紹介してくれる人の一言、そして動画。この3つが同じ言葉でそろって、はじめて相談の電話になります。志師塾の先生業のためのWeb集客セミナーでは、その3つをどうそろえるかを扱っています。
1. 弁護士のYouTube集客は「再生数」ではなく「会う前の不安消し」
弁護士のYouTube集客とは、動画で再生数を集める活動ではなく、相談を考えている人が会う前に「この人なら話せそうだ」と判断できる材料を置いておく取り組みです。目的をここに置くかどうかで、撮る内容も、続けられるかどうかも変わります。
1.1 再生数を追うと、別の土俵に乗ってしまう
登録者を何万人も抱える弁護士のチャンネルがあります。あの世界は、広告収入や知名度そのものを収益に変えるつくり。事務所の依頼を増やすための動画とは、目的も作り方も別物になります。
同じ土俵に乗ろうとすると、話は刺激的な題材へ寄っていきます。世間を騒がせた事件の解説、極端な事例の紹介。数字は動くかもしれませんが、地元で相談したい人には届きません。再生数を目標にした瞬間、内容は見込み客から遠ざかっていきます。追う数字を、最初に決め直してください。

2つの違いは、撮影機材でも編集の腕でもありません。誰に向かって話しているかだけです。相談につながるチャンネルは、視聴者を「不特定多数」ではなく「いま困っている特定の1人」と決めています。
1.2 弁護士は「怖い」と思われている。動画は30秒でそこを崩す
相談をためらう理由を尋ねると、費用と並んで必ず挙がるものがあります。「怒られそう」「話しにくそう」という印象です。仕事の性質上、厳しい人だろうと想像されやすい職業なのです。
この印象は、文章では崩れません。事務所サイトにどれだけ丁寧な文章を並べても、話し方までは伝わらないからです。ところが動画なら、30秒で伝わる。声の調子、話す速さ、質問を受けたときの表情。人柄が伝わった時点で、相談の壁は半分なくなります。
ここが、他の媒体との決定的な違いです。ブログもホームページも「何ができる人か」は伝えられますが、「話しやすい人か」までは運べません。動画だけが、その最後のひと押しを担えるわけです。
1.3 48,089人の中で、資格名は選ばれる理由にならない
日本弁護士連合会の弁護士会別会員数によると、弁護士の数は2026年8月1日現在で48,089人。日弁連設立当初の5,800人程度から、8倍を超えました。
この人数の中では、「弁護士です」という名乗りが判断材料になりません。相談する側から見れば、48,089人はどれも同じ「弁護士」だからです。資格は参入の条件であって、選ばれる理由ではなくなりました。選ばれる理由になるのは「どんな弁護士か」だけ。動画のチャンネル設計が、撮影より先に来る理由もここにあります。
1.4 相談を考えた人は、会う前に必ず見ている
もうひとつ、動画が効く場面があります。紹介です。税理士から名前を聞いた経営者も、知人から勧められた相談者も、会う前にまず検索するもの。この動きは紹介で来た人も、あなたのSNSを見ていますの記事でも扱っています。
検索した先にYouTubeがある確率は、実際どれくらいなのか。総務省情報通信政策研究所の令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)では、YouTubeの利用率は全年代で80.8%。LINEに次ぐ2番目で、Instagram(52.6%)やFacebook(26.8%)を大きく引き離しています。

年代別に見ると、この媒体の性格がもっとはっきりします。10代から40代で90%を超え、50代でも83.0%、60代で71.2%。相談者になりうる年代が、ほぼ全員この場所にいます。

そこに10本の動画が並んでいれば、初対面の場は「品定めの場」ではなく「確認の場」に変わるでしょう。企業案件でも同じことが起きます。顧問弁護士を選ぶ社長が知りたいのは、経歴ではなく考え方だからです。再生数がひと桁でも、必要な1人に届いていればその1本は働いています。
1.5 弁護士のYouTube集客を、4つのステップに分ける
目的が決まったら、あとは順番です。ここから先は、次の4ステップに沿って進めます。順番を入れ替えると効きません。撮影から入って中身が定まらないまま止まる、という失敗がいちばん多いところです。

4つのステップに加えて、弁護士だけが持つ確認事項があります。日弁連の業務広告の規程です。動画の題名やサムネイル、概要欄の書き方まで関わってくるので、6章でまとめて扱います。
2. 弁護士のYouTubeチャンネル設計を、撮影より先に固める(ステップ1)
チャンネル設計とは、「誰に向けた、何の専門家のチャンネルか」を一文で決める作業です。撮影より前、企画より前。ここが決まっていないチャンネルは、本数が増えるほど散らかっていきます。
2.1 「弁護士の○○です」では、覚えてもらえない
チャンネルを開いた人が数秒で知りたいのは、資格の有無ではありません。「自分の悩みを扱っている人かどうか」の一点です。資格名も事務所名も、その問いにひとつも答えていません。
志師塾がこの一文を肩書きと呼び、「専門領域+一般名称」の形で作るのも、そのためです。弁護士の場合、一般名称は「弁護士」でかまいません。広く知られた資格名なので、そのまま使えるからです。決めるべきは前半、専門領域のほうになります。
「経営コンサルタント」「研修講師」のような一般名称だけの名乗りが選ばれないのと、「弁護士です」が選ばれないのは同じ構造。独自のコンセプトや選ばれる理由が、一言も表現されていないからです。
2.2 肩書きは「誰の・どの場面を・どう助けるか」で決める
難しく考える必要はありません。手を動かす順番は次の3つです。

- 手順1:直近3年の受任案件を書き出す。分野、相談者の立場、来たときの状況
- 手順2:そのうち「解決まで進み、しかも自分が力を発揮できた」ものに印を付ける
- 手順3:印を付けた案件に共通する「相談者の立場」「状況」を掛け合わせて、一文にしましょう
志師塾がこの掛け合わせを勧めるのには、はっきりした理由があるのです。1万人に1人の何かを新しく作るのは、ほとんどの人にとって現実的ではありません。ただ、100人に1人のものを2つ重ねれば、それだけで1万人に1人になります。「自宅と住宅ローンが絡む離婚を、住まいを手放さずに整理する弁護士」といった一言(あくまで例です)なら、頼みたい相手の顔が浮かぶでしょう。
判定の仕方も決まっています。その一文を知人に読んでもらい、「誰を紹介すればいいか」がすぐ浮かぶかどうか。浮かばなければ、まだ絞れていません。
ここで多いのが「絞ると仕事が減る」という不安です。ただ、絞るのはお客様に認知してほしい場所だけで、実際に受ける業務まで絞る必要はありません。ひとつの分野で思い出される状態を作ってから、相談の中で他の案件も受けていく。この順番なら、幅を狭めずに認知だけを尖らせられます。
2.3 チャンネル名・アイコン・バナー・概要欄をそろえる
肩書きが決まったら、見た目に落とし込みます。触る場所は4か所だけ。
- チャンネル名:「氏名|○○を扱う弁護士」の形にする。一覧でも検索でも、何の人かが一目で分かります
- アイコン:顔写真。ロゴや事務所の外観は、個人で信頼を得たい場面には向きません
- バナー:2.2で決めた一文をそのまま置く。飾り文句は要らない
- 概要欄:誰の役に立つチャンネルか、どんな動画が並ぶか、相談したいときはどこへ行くかの3点
ここで大切なのは、名刺・事務所サイト・セミナーの自己紹介とまったく同じ言葉を使うことです。接点ごとに名乗りが違う弁護士は、何の専門家か覚えてもらえません。志師塾が「ポジショニング先行」を大切にしているのは、この一貫性が第一想起(=悩みが生まれた瞬間に最初に思い出される状態)を生むからです。
ブランドという言葉の語源は、牛に押す刻印だといわれます。同じ場所に、何度も何度も押す。接点ごとに違う言葉を使うのは、押す場所を毎回ずらしているのと同じことになります。
2.4 顔出しは、この媒体では前提に近い
「顔を出さずにできませんか」という質問はよく受けます。他の媒体なら選択の余地もありますが、YouTubeに限っては顔を出すほうが早い、というのが実務的な答えです。
理由は目的にあります。この媒体で届けたいのは情報ではなく、人柄そのもの。声だけ、資料だけの動画では、肝心の「怖くなさそう」が伝わりません。顔を出せないなら、この媒体は後回しにするほうが賢明でしょう。先に整えるなら、弁護士のブログ集客や弁護士のホームページ集客のほうが確実に進みます。
チャンネル設計は、動画を撮る話に見えて、実は事務所の立ち位置を決める作業でした。ここでつまずく人の多くは、材料が足りないのではなく、自分の経験を並べ替える相手がいないだけです。志師塾の先生業のためのWeb集客セミナーでは、この棚卸しから一文に落とすまでの手順を、先生業の実例で解説しています。
3. 弁護士が守秘義務の中で「何を話すか」を決める(ステップ2)
弁護士の動画のネタ選びとは、話せる材料の中から相談者の問いに合うものを取り出す作業です。ゼロから企画をひねり出す仕事ではありません。
チャンネルの器が決まったら中身です。ネタ切れを心配する方は多いのですが、弁護士に限っていえば、材料は探すものではありません。すでに手元にあります。
3.1 相談で繰り返し聞かれる質問が、最良のネタ
初回相談で、同じ質問を何度も受けているはずです。「相談したら必ず裁判になるのか」「相手に知られずに進められるのか」「費用はいつ払うのか」。同じ問いが3回来たなら、それは動画1本の価値があります。
やることは記録だけ。相談のあと、聞かれた質問を1行メモに残します。1か月も続ければ20本分のリストになるでしょう。相談者の頭の中にある問いは、そのまま検索される言葉でもあります。机の上で題材を考えるより、現場のメモのほうがずっと当たります。
メモを取るときは、質問の言葉づかいもそのまま残してください。「時効の援用はできますか」ではなく「もう時間が経っているけど大丈夫ですか」。後者が、実際に検索窓へ打ち込まれる言葉です。専門用語に直した瞬間、その動画は同業者向けになります。
3.2 1本1テーマ。話す順番も型にする
1本に3つも4つも詰め込むと、見る側は途中で迷子になります。1本で答えるのは1つの質問まで。5分から10分に収まれば十分です。話す順番も型にしておきましょう。

- 最初の30秒:質問をそのまま読み上げ、結論を先に言う。「結論から言うと、相談したからといって裁判にはなりません」
- 次の2分:なぜそうなるのか。判断の物差しを見せる場所です
- 次の2分:よくある場面。当事者が特定されない形に加工して語りましょう
- 最後の30秒:明日できる一歩をひとつ。「まず、届いた書面の日付を確認してください」
結論を先に置く理由は単純で、見ている人が不安を抱えているからです。5分見ないと答えが分からない動画は、途中で閉じられてしまう。滑り出しの一言が、そのまま最後まで見てもらえるかを決めます。
3.3 事件は語れない。規程が認める「加工の型」を決めておく
ここが弁護士特有の難しさです。実際の事件をそのまま話すことはできません。業種と地域と時期をぼかしても、当事者が見れば分かってしまう。ここが難所です。
日弁連の業務広告に関する指針は、規程のただし書として、過去に取り扱った事件を広告に表示できる場合を3つ挙げています。依頼者の書面または電磁的方法による同意がある場合、広く一般に知られている事件で依頼者の利益を損なうおそれがない場合、依頼者が特定されない場合で依頼者の利益を損なうおそれがない場合。この3つ以外は、守秘義務に関わる事項として扱われます。
裏を返せば、安全な型はひとつに定まります。個別の事案を語るのではなく、複数の相談に共通する「よくある場面」に一般化するやり方です。「先月こんな相談がありました」ではなく「この分野では、こういう時期にこういうご相談が多いものです」。事案ではなく傾向を語れば、専門性は十分に伝わります。
もうひとつ、動画を撮る前に決めておきたいのが線引きの基準です。地域名を出すか、業種を出すか、時期を出すか。3つのうち2つ以上をぼかす、といった自分なりの型を先に決めておくと、毎回悩まずに済みます。
3.4 「話しすぎると仕事がなくなる」は、実際には逆になる
「手の内を明かしたら依頼が減るのでは」という心配も聞きます。実際には逆で、手順を知った相談者ほど自力で進める難しさに気づき、相談したくなるもの。惜しまず話す弁護士のほうが、結果として選ばれています。
この構造は、動画に限った話ではないのです。志師塾が扱う顧客獲得型セミナーでも、満足度は100点ではなく80点前後を狙います。100点まで語り切ると「自分でやってみます」で終わってしまうからです。狙いどころは、幅広く浅くではなく狭く深く。1本で1つの問いに深く答え、隣の問いには手を付けない。この空白が、次の一歩を相談へ向かわせます。
4. 弁護士のYouTube撮影と編集は、続く形に線を引く(ステップ3)
弁護士のYouTube撮影と編集とは、作品を作る工程ではなく、毎月続けられる手間の上限を決める工程です。かける時間を先に決めて、その中でできることを組みます。
ここが分かれ道です。動画をやめてしまう弁護士の大半は、内容ではなく手間で止まります。最初に線を引いておきましょう。
4.1 凝りすぎて止まるのが、最大の失敗
照明を買い、マイクを買い、字幕の入れ方を覚える。準備そのものは楽しいものです。ただ、その分だけ1本の重さが増していきます。1本に5時間かかるチャンネルは、期日が重なった月に必ず止まってしまう。
目安を持ってください。撮影と編集を合わせて、1本あたり60分を超えたら設計が重すぎます。そろえるのはスマートフォン、三脚、小さなマイクの3つで十分でしょう。優先するのは画質ではなく音質。聞き取りにくい声は、それだけで途中で閉じられます。
4.2 6割が1人事務所。時間の設計から先に決める
「外注すればいい」という助言は、弁護士の現実と噛み合わないことがあります。日弁連の弁護士白書2025年版(法律事務所の共同化及び弁護士法人の現状)によると、全国18,591の法律事務所のうち1人事務所が11,558(62.17%)。2人事務所を足すと約8割になります。

編集担当を置ける事務所は、割合でいえば少数派です。だから「凝った動画を作れるか」ではなく「凝らなくても成立する形を作れるか」のほうが、続くかどうかを決めます。撮影は月に1日、編集は切るだけ。その水準で回る設計にしてください。
まとめ撮りも有効です。1日で4本撮れば、週1本の投稿で1か月もちます。服を替え、背景の小物を少し動かせば、別の日に撮ったように見えるもの。撮影のたびに気持ちを作り直す負担がなくなるぶん、続きやすくなります。
4.3 台本は書かない。見出しを3つ用意する
全文の台本には2つの問題があります。準備が重くなること。そして、読み上げた声は不自然に聞こえることです。相談の場で原稿を読む弁護士はいません。動画も同じでしょう。
用意するのは、紙に書いた見出し3つだけ。3.2の型でいえば「結論」「理由」「よくある場面」です。あとはカメラの向こうに相談者がひとり座っていると思って話します。少し言いよどむくらいのほうが、かえって人柄は伝わるもの。
言い間違えたら、その場で言い直して続けてください。撮り直すと1本の時間が跳ね上がります。編集で切る前提にしておけば、途中で止まる回数も減ります。
4.4 題名とサムネイルは、公開の前にもう一度見る
撮り終えたあと、最後に決めるのが題名とサムネイルです。ここだけは、内容とは別の基準で見てください。動画の題名やサムネイルは、内容によって業務広告として扱われることがあり、日弁連の規程がそのままかかってくるからです。
「必ず取り返せます」「絶対に負けない」といった煽りは避けてください。そのぶん、題名は相談者の状況をそのまま書けば十分に届きます。どんな言い回しが規程に触れ、代わりに何を置けばいいのかは、6章で条文にあたって確かめます。
5. 弁護士のYouTubeから相談につなぐ導線を決める(ステップ4)
弁護士の動画からの導線とは、見て気持ちが動いた人が、迷わず相談の入口までたどり着ける道すじのことです。動画の出来より、この道すじの有無で結果が変わります。
最後は導線です。ここを決めておかないと、動画は増えたのに連絡が来ない状態になります。
5.1 動画の中では売らない
終わりに長い宣伝を入れると、それまでに積んだ信頼が目減りします。見ている人は不安を抱えて情報を探しに来たのであって、売り込みを聞きに来たわけではないからです。
置くのは案内の一言で足ります。「詳しいご事情によって判断が変わりますので、気になる方は概要欄の相談案内をご覧ください」。売り込みを削るほど、相談は近づきます。
5.2 概要欄・固定コメント・終了画面で役割を分ける
導線を置く場所は3つ。それぞれ役割が違うので、分けて考えましょう。
- 概要欄の1行目:この動画で分かることを短く。その下に相談案内のページへのリンクを置きます
- 固定コメント:動画の要点と、次に見てほしい動画。目に留まりやすい場所です
- 終了画面:関連する動画1本とチャンネル登録。ここに外部リンクを詰め込むと、かえって押されません
3つを同じ内容で埋めないでください。全部が同じ案内文だと、どこを押しても同じ場所へ飛ぶことになり、見ている人は選べなくなります。
5.3 飛ばす先は、事務所のトップページではなく相談案内のページ
リンク先をトップページにすると、そこからもう一度探す手間が生まれます。動画で下がった不安が、探しているあいだに戻ってしまう。飛ばす先は相談案内のページにしてください。
そのページに載せるのは4つ。費用、所要時間、当日の流れ、持ち物です。ここまで書いてあれば、不安が減った状態で連絡してもらえます。受け皿そのものをどう作るかは、事務所サイトの設計の話。2.4で挙げたホームページ集客の記事にゆずります。
5.4 反応があった人へ、こちらから声をかけない
動画にコメントが付き、チャンネル登録が増えると、その人たちへ直接連絡したくなります。ここは止めてください。日弁連の指針は、SNS上で「友達」登録や「相互フォロー」をしている相手であっても、規程との関係では「面識のない者」に該当すると明記しています。承諾を得たことにもならない、とも書かれています。
裏を返せば、待つ側の設計が要るということです。相談案内のページを整え、そこから来てもらう。この形にしておけば、規程とぶつからずに導線が働きます。細かい線引きは次の章。そこでまとめて確かめます。
ここから先は、公開の前に確かめる話に入ります。その前に少しだけ。ここまでは弁護士に寄せた内容でしたが、先生業に共通する顧客獲得の土台をまとめて押さえておきたい方は、無料の書籍「先生業の顧客獲得を成功させる7つの能力」(一部ダウンロード)をご活用ください。セミナーはまだ早いという方の、最初の一歩としてどうぞ。
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6. 弁護士のYouTubeにかかる業務広告の規程を、公開前に確かめる
弁護士の業務広告とは、主たる目的が顧客誘引にある表示のこと。日弁連の「弁護士等の業務広告に関する規程」と「業務広告に関する指針」で、禁止される内容と表示できない事項が定められています。YouTubeも例外ではありません。

6.1 解説動画は「広告」になるのか
最初に気になるのがここでしょう。指針は、特定の法律問題を解説する動画を動画サイトやSNSにアップロードし、作成者として氏名や事務所の連絡先を記載することそれ自体は、顧客誘引が主たる目的とは必ずしも判断されないとしています。
ただ、ここからが肝心なところです。「○○の相談は当事務所へ」といった顧客誘引の文言を最後に表示する例はもとより、そうした表示がなくても動画の趣旨が全体として顧客誘引が主たる目的だと認められる場合がある、と明記されています。解説そのものは広告でなくても、締めくくり方ひとつで広告になりうるということです。
媒体そのものが禁じられているわけではありません。指針は、ウェブサイト・動画サイト・SNS等のあらゆる媒体が広く利用でき、媒体自体から直ちに一般的に禁止されるものはない、としています。問題になるのは媒体ではなく、方法と表示の形。「動画は大丈夫か」ではなく「この1本の締め方は大丈夫か」で見るのが実務的です。
6.2 題名とサムネイルで避ける言い回し
指針は、誤導や誤認のおそれ、誇大または過度な期待を抱かせる広告に当たりうる用語として、次の4種類を挙げ、使用に十分注意するよう求めています。
- 最大級を表す語:「最も」「一番」など
- 完全を意味する語:「完璧」「パーフェクト」といった言い回し
- 実証できない優位性を示す語:「信頼性抜群」「顧客満足度」など、根拠を示せないまま優位を語っていないか
- 結果を保証または確信させる語:「常勝」「不敗」は、結果を約束したものとして読まれます
サムネイルの文字は、まさにこの言い回しが入りやすい場所です。再生数を伸ばしたい気持ちが働くと、断言が強くなっていきます。「当事務所ではどんな事件でも解決してみせます」「たちどころに解決します」は、指針が誇大広告の例として直接挙げている表現でした。
代わりに置くのは、相談者の状況をそのまま書いた言葉です。「相手が話し合いに応じないとき、次に何をするか」「書面が届いてから、最初の1週間ですること」。断言を強めるほど、届く相手は遠ざかる。困っている人が探しているのは、驚きではなく手がかりですから。
6.3 勝訴率・顧問先・過去の事件は、そのまま出せない
実績を見せたくなったときに気をつける事項が3つあります。いずれも規程で表示できない広告事項として定められているものです。
- 訴訟の勝訴率:表示すると誤導または誤認のおそれのある広告に当たり、規程3条2号に違反する例だと指針が明示しています
- 顧問先または依頼者:守秘義務に関わるため、同意のない表示は法令違反の広告
- 過去に取り扱った事件:3.3で見た3つの場合を除き、依頼者の同意なく表示できません
顧問先の社名を動画で挙げたくなる場面はありますが、書面または電磁的方法による同意が要ります。同意を取る場合も、範囲と有効期限を明示すること、と指針は求めています。口頭の了解で済ませないでください。
数字で信頼を作れないなら何を出すのか。判断の物差しを見せることです。「この場合はここを見て、こう分ける」という考え方を語れば、勝訴率を出さなくても腕は伝わります。3.2の型で「次の2分」を判断の物差しに充てているのは、この理由からでした。
6.4 コメントやメッセージから、こちらへ勧誘しない
5.4で触れた点を、もう少し詳しく見ておきます。規程は、面識のない者に対する訪問や電話による広告を禁じ、電子メールやSNSのメッセージ機能等による広告も、承諾がない限り禁じています。
注意が要るのは、ここでいう「面識のない者」という言葉の広さ。指針は、SNS上で相手が「友達」登録や「相互フォロー」をしていても、規程との関係では面識のない者に該当し、承諾を得たことにもならないとしています。チャンネル登録者や、コメントをくれた視聴者も同じ扱いになると考えておくのが安全です。
この制約は、実はチャンネルの作り方を助けてくれます。追いかける営業ができないぶん、向こうから来てもらう設計に集中できるからです。志師塾が「売り込まない集客」を土台に置くのも同じ理由。先生と呼ばれる立場の人が頭を下げて売り込むと、頼りたい気持ちのほうが冷めてしまいます。
6.5 規程は動いている。2026年4月に改正が施行された
もうひとつ、押さえておきたいのが改正の動きです。日弁連は弁護士に相談・依頼をするみなさまへのページで、次の3つを公表しています。
- 2025年2月:業務広告に関する指針を一部改正し、違反広告となる表現を具体的に書き足しました
- 2025年12月:業務広告に関する規程等を一部改正。SNS等の普及に対応し、広告業者との契約内容や入出金に関する記録の保存義務を明記(2026年4月施行、一部は同年7月施行)
- 2026年2月:指針をさらに一部改正し、違反となる表現を追加(2026年4月施行、一部は同年7月施行)
SNSの普及に合わせて規程が動いた、という事実そのものが大切です。数年前の記事や書籍を根拠に判断すると、いまの基準とずれます。公開の前に、原文と所属弁護士会の案内で確かめてください。運用は弁護士会ごとに違うことがあります。
制作を外部に頼む場合も、責任は依頼した弁護士の側に残ります。契約内容や入出金の記録を保存する義務が明記されたのも、この文脈でした。動画制作会社に任せきりにせず、題名とサムネイルは自分の目で確かめる。手間に見えて、いちばん安全な運用です。
7. 弁護士のYouTubeを、他の集客手段とつなげて資産にする
弁護士が動画を資産にするとは、撮った1本を1回の公開で終わらせず、他の発信の素材として何度も使える状態にすることを指します。
動画は、単体で回すと負担の割に成果が見えにくい手段です。ところが他の発信とつなげた瞬間、1本の重さがまるごと変わります。
7.1 1本の動画を4つの発信に広げる
続ける仕組みの本命は、1本の使い回しです。撮影した動画には、素材が詰まっています。文字起こしを整えればブログ記事1本になりますし、要点を短くまとめればSNSの投稿にもなる。セミナーの資料にも転用できます。

この見方に切り替えると、月4本の撮影が月16の発信になります。撮影の日を「素材を作る日」と位置づけ直すだけで、1本にかける手間の意味が変わってくるでしょう。
7.2 下ごしらえはAIに、話す中身と判断は人に
使い回しの作業は、AIと相性のよい仕事です。文字起こしの整形、記事の見出し案、投稿用の切り出し。ここを任せれば、撮影後の時間は大きく縮みます。
ただし線引きが要ります。守秘義務がある以上、具体的な事件の情報を入力しないルールは事務所として先に決めておいてください。相談者の名前、会社名、日付、地域。この4つを入れない、といった形にしておくと迷いません。
下ごしらえはAIに、話す中身と判断は人に。この分け方が、弁護士の発信では特に効きます。取り入れ方は弁護士のAI活用術で紹介しています。
7.3 名刺・ホームページ・紹介と、同じ言葉でそろえる
2.3で触れた一貫性は、動画を始めたあとに崩れやすくなります。チャンネルでは「離婚と住まいの弁護士」と名乗り、名刺には「一般民事・企業法務」と書いてある。この状態だと、動画を見た人が名刺を受け取った瞬間に印象が薄まります。
そろえる先は4つです。名刺、事務所サイトのプロフィール、セミナーや交流会での自己紹介、そしてチャンネルのバナー。ここまで同じ言葉が並ぶと、どの入口から来ても同じ人として記憶されます。
志師塾が交流会での1分自己紹介を繰り返し練習させるのも、この一貫性のためです。60秒で「誰の・どんな場面を・どう助けるか」と、どんな人を紹介してほしいかまで言い切る。その60秒がそのままチャンネルの概要欄になり、動画の冒頭の名乗りになります。言葉を1つに絞ると、媒体が増えるほど記憶は濃くなります。
8. 弁護士の「選ばれる理由」をつくった志師塾卒業生3人の実例
ここで紹介する3人は、いずれも志師塾で学んだ弁護士です。3人ともYouTubeを主戦場にしているわけではありません。ただ、動画で最初に決まるチャンネル設計=「何の弁護士として名乗るか」を実際にどう決めたのかが、公開済みのインタビュー記事に残っています。ステップ1でつまずいている方には、そのまま参考になるはずです。
8.1 田村優介さん|「社長のコーチ弁護士」で顧問契約を獲得
池袋を拠点に活動する田村優介さんは、弁護士15年のキャリアの中で5,000件以上の法律相談と1,000件以上の紛争解決を経験してきました。掲げているのは「社長のコーチ弁護士」という名乗りです。
この一文は、掛け合わせから生まれました。東京大学文学部で社会心理学を専攻した経歴が、それまで宝の持ち腐れになっていたといいます。志師塾の自己棚卸しでその経験が掘り起こされ、法律とコーチングという2つが重なった。「自己棚卸により、自分の提供できる価値を見つけることができたのは大きかったですね」と語っています。2.2で見た掛け合わせが、実際に形になった例です。
変化は表現にも出ました。以前のホームページには「企業顧問契約をおすすめしています」と本文が1行あるだけ。「今思えば、これでは相談したい人がいるわけがないと思います」と振り返っています。いまは強みを明確に打ち出し、顧問契約の特典とメリットを詳しく説明したうえで、ライト・スタンダード・プレミアムの3段階を提示する形。本文1行だけのページから、3段階のプランを示すページへ。詳しくは田村優介さんのインタビュー記事をご覧ください。
8.2 西村広平さん|「ホワイト企業構築・戦略パートナー」で待ちから攻めへ
2007年に弁護士登録し、長崎で13年間に800以上の案件、数千件におよぶ法律相談を担ってきた西村広平さん。2023年2月に独立し、西村広平法律事務所を立ち上げました。名乗りは「ホワイト企業構築・戦略パートナー」です。
この名乗りの前に、3万字におよぶ自己棚卸しがありました。質問形式で自分自身を振り返り、他の受講生とコメントを述べ合う中で、「争いを好まず、その前段階として調和を図るコンサルティングに向いているのではないか」という結論にたどり着いたそうです。
打ち出したのは「待ちの姿勢」ではなく「攻めの姿勢」。経営者が顧問弁護士に抱く三大不満(相談しにくい、コストパフォーマンスが悪い、アクセスが悪い)を解消するため、法律問題に限らず話を聞く、毎月の巡回相談やZoomで定期的に接点を持つ、LINEやMessengerで連絡しやすくする、の3つを実行しました。待ちの姿勢から、3つの接点を持つ設計へ。その結果、数多くの顧問契約の獲得につながりました(受講された方の実例です。同様の成果を保証するものではありません)。1.2で述べた「話しやすさ」を、腕ではなく仕組みのほうから作った例です。詳しくは西村広平さんのインタビュー記事で読めます。
8.3 瀬戸賀司さん|「労働トラブル早期解消弁護士」として発信を柱に
瀬戸賀司さんは、労働問題を専門に扱う弁護士です。新卒で入所したのは、労働問題かつ会社側の代理が8〜9割という珍しい事務所。「まさかこれほど労働に特化することになるとは思っていませんでした。おかげで専門性と経験は非常に短い時間で得ることができました」と振り返っています。2023年1月に独立し、弁護士3人が在籍する法律事務所を共同経営しています。
勤務弁護士のころ、志師塾に入って最初に気づいたのは、自分がぬるま湯にいたことでした。「知名度の高い弁護士事務所にいるため仕事は多くあり、落ちてくる仕事をただただこなすことでやっていけた。志師塾での自己棚卸しが大きかった」。
力を入れているのが情報発信です。インタビュー当時は、未払い残業代請求訴訟の実務に関する書籍を執筆していました。会社側の代理人弁護士がどう考えて動いているかという、類書にない内容を扱う構想。労働問題を早期に解消するための情報発信をどんどん行う、と語っています。3.1で述べた「現場の問いを材料にする」やり方を、書籍という形で実践している例です。瀬戸賀司さんのインタビュー記事に詳しく載っています。
8.4 3人に共通していたこと
扱う分野も拠点もばらばらです。それでも共通点がありました。
- 資格名で名乗るのをやめた:社長のコーチ弁護士、ホワイト企業構築・戦略パートナー、労働トラブル早期解消弁護士。3人とも「弁護士です」から一歩踏み出しています
- 掛け合わせで決めている:法律×コーチング、法律×経営コンサルティング、労働×会社側。1つの軸ではなく2つを重ねました
- 棚卸しが起点になった:3人とも、志師塾での自己棚卸しを転機に挙げています。新しく何かを身につけたのではなく、すでにある経験を並べ替えただけ
3人が最初に変えたのは、発信の手段ではありませんでした。自分は誰の何に強いのかを、相手に伝わる言葉にし直したこと。動画を撮る前に決めるべきものが何なのかを、3人の歩みがそのまま示しています。
社長のコーチ、ホワイト企業構築、労働トラブル早期解消。3人の名乗りは、どれも法律の分野名ではありません。名前にしたのは、依頼者が困っている場面のほう。志師塾の先生業のためのWeb集客セミナーでは、分野名から場面の言葉へ移す手順を扱っています。
9. 弁護士のYouTube集客でよくある質問
9.1 再生数が2桁のままです。やめるべきでしょうか?
やめる必要はありません。事務所の集客としての動画は、多くの人に届けるためではなく、いま困っている1人に届けるための道具だからです。判断の材料にするなら、再生数ではなく相談時の反応を見てください。「動画を見ました」と言われる回数が増えているなら、その動画は働いています。増えないなら、直すのは本数ではなく題名と扱う質問のほうです。
9.2 法律の解説動画を出すと、業務広告の規程に触れますか?
解説すること自体は、直ちに広告とは判断されません。指針は、法律問題を解説する動画をアップロードし、作成者名と事務所の連絡先を記載すること自体は顧客誘引が主たる目的とは必ずしも判断されない、という立場です。ただし「○○の相談は当事務所へ」と締めくくる場合はもとより、そうした表示がなくても全体の趣旨から広告と認められることがあります。題名・サムネイル・締めの一言を、公開前に確かめてください。
9.3 実際に受けた事件を、動画で話してもよいですか?
そのままでは話せません。過去に取り扱った事件は守秘義務に関わる事項で、規程のただし書が認めているのは3つの場合だけです。依頼者の書面または電磁的方法による同意がある場合、広く一般に知られている事件で依頼者の利益を損なうおそれがない場合、依頼者が特定されない場合で利益を損なうおそれがない場合。実務では、複数の相談に共通する「よくある場面」に一般化して語る形が安全です。
9.4 顔を出さずにYouTubeを運用できますか?
運用はできますが、目的が達しにくくなります。この媒体で届けたいのは情報ではなく人柄で、声だけや資料だけの動画では「話しやすそうだ」が伝わらないからです。顔出しに踏み切れないなら、無理にYouTubeから始める必要はありません。ブログとホームページを先に整えるほうが、同じ時間で成果に近づきます。
9.5 動画を見てくれた人に、こちらから連絡してもよいですか?
控えてください。規程は面識のない者への訪問・電話による広告を禁じ、SNSのメッセージ機能等による広告も承諾がない限り禁じています。しかも指針は、SNS上で「友達」登録や「相互フォロー」をしている相手も面識のない者に該当し、承諾を得たことにはならないとしています。動画は待つための道具と割り切り、相談案内のページを受け皿として整えるほうが確実です。
9.6 成果が出るまで、どのくらいかかりますか?
役割ごとに時間差があります。紹介された人が会う前に確認する、という使い方なら、10本ほどたまった時点で効き始めます。検索から新しい相談者が来る流れは、半年から1年が目安。だから最初は「紹介の後押し」を狙って撮るほうが、手応えを早く感じられます。動画のURLを名刺やメールの署名に載せるだけでも、その働きは前倒しできます。
10. まとめ:弁護士のYouTube集客は「本数」より「一貫性」
弁護士のYouTube集客を、4つのステップと1つの確認事項でお伝えしました。
- ステップ1:チャンネル設計。肩書きは資格名ではなく「誰の・どの場面を・どう助けるか」で決めます
- ステップ2:相談で繰り返し聞かれる質問を、1本1テーマで。事案ではなく傾向を語る
- ステップ3:撮影と編集は1本60分まで。台本は書かず、見出し3つで話しましょう
- ステップ4:動画の中では売らず、概要欄から相談案内のページへ
- 公開前の確認:題名・サムネイル・締めの一言に、日弁連の業務広告の規程がかかります
成果を出しているチャンネルは、派手な演出をしているわけではありません。同じ立ち位置から、同じ相手に向けて話し続けています。だから、その分野の悩みが生まれた瞬間に最初に思い出される。再生数が伸びなくても、必要な1人に届いていればそれでいい。効いているのは、本数でも数字でもありません。一貫性です。
明日から手をつけるなら、この3つからどうぞ。
- 直近1か月の相談で聞かれた質問を、思い出せるだけ紙に書き出す
- 自分の肩書きを「誰の・どの場面を・どう助けるか」の一文にして、知人に読んでもらう
- その質問リストから1つ選び、スマートフォンで5分だけ撮影
弁護士には、コメントをくれた人へこちらから声をかける道がありません。規程がそれを禁じているからです。残されているのは、見つけてもらった瞬間に選ばれている状態を、先に作っておくこと。その入口に立つのが、あなたの名乗りです。志師塾の先生業のためのWeb集客セミナーで扱っているのは、まさにその名乗りの決め方と、決めたあとの磨き方です。
「弁護士です」以外の名乗りを持ちたい方へ
48,089人の中から思い出されるかどうかは、動画の本数ではなく一文で決まります。志師塾の先生業のためのWeb集客セミナーで、その一文の作り方をご覧ください。参加費は無料です。
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この記事について
監修:志師塾(株式会社エクスウィルパートナーズ)。士業・コンサルタント・コーチ・講師といった「先生業」に特化した集客・顧客獲得支援を行い、これまでに3,200名を超える先生業の方を支援してきました。本記事は、弁護士をはじめとする受講生・卒業生への支援で得た知見と、日本弁護士連合会「弁護士白書2025年版」「業務広告に関する指針」および総務省情報通信政策研究所「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表資料をもとに構成しています(公的データの確認日:2026年8月30日/支援人数の原本確認日:2026年8月16日)。