十分なビジネス経験を積み、高度な専門知識や資格を取得し、プロのコンサルタントとして独立開業する方が増えています。その中でも、企業経験を活かしやすいのが、法人向けコンサルティング。

経営コンサル、営業コンサル、人事組織コンサル、ITコンサル、財務コンサル、技術コンサルなど、業務の数だけコンサルタントが存在するといっても過言ではありません。

こうした法人向けコンサルタントとして独立開業に成功すれば、年商3,000万円を超えることも十分可能です。

しかし、現実的には、高度な専門知識を持っていても、まったく稼げていない法人コンサルタントも存在します。

稼げない理由のひとつが、法人向けコンサルタントとしてのスキル不足。いくら専門知識を持っていても、コンサルタントとしてのスキルが無ければ、プロとして続けられないでしょう。

例えば、“財務の知識があること”と、“財務コンサルタントとして成功すること”は、同じではないのです。

こうしたコンサルスキルを身につけないまま、専門知識のみでコンサル活動を開始してしまっている先生業が、後を絶ちません。

プロのコンサルタントとして活動していくためには、専門知識に加えて、“コンサルティングスキル”を身につける必要があるのです。

それでは、具体的に、どのようなコンサルスキルが必要なのでしょうか。

プロの法人コンサルタントとして仕事をするためには、この５つのスキルを身につけることが大切です。

１． ヒアリングスキル
顧客の真の悩み、本音を聞きだす力

２． 提案スキル
刺さる提案をつくり、論理と感情で伝え、受注する力

３． プロジェクト遂行スキル
顧客を巻き込み、クライアントの成果につなげる力

４． リピート受注スキル
自然と継続依頼される仕掛けをつくる力

５． 継続関係構築スキル
いつでも思い出してもらう関係性を構築する力

これらを高いレベルで身につけることで、顧客の絶えない、人気コンサルタントになっていくのです。

大切なことは、「プロのコンサルタントとして」のスキル。企業の中で提案することと、プロコンサルタントとして顧客に提案することでは、まったく異なってきます。