facebook

誰もが心豊かに働ける社会を目指して ~社会保険労務士~深尾 裕香さん

深尾裕香(ふかおゆか)さんは東京都内で社会保険労務士事務所を開業しています。子育てと仕事を両立する若手女性社労士の深尾さんのもとには、若い経営者や女性の経営者からの相談が数多く寄せられます。

ご自身の会社員時代の経験から、誰もが心豊かに働ける社会を目指すというビジョンを掲げ、相談者一人一人への手厚いサポートに日々励む深尾さん。今回、深尾さんが社労士として独立開業するまでの経緯、仕事への思い、志師塾で得たものについて、お話をうかがいました。

1.事務所名に込められた想い

東京都江東区で「RavoRico社会保険労務士事務所」を経営する深尾さん。大学卒業後から複数の会社で会社員として勤めていましたが、2021年の社会保険労務士試験に合格し、2022年に社労士事務所を開業しました。従業員が少ない10人未満の事業者や初めて人を雇用する事業者等、比較的小規模な会社をお客様とし、労働保険・社会保険の手続き業務や給与計算のアウトソーシング業務を行っています。

東京都心に事務所を構えながらも、そのフットワークの軽さから関東近郊のお客様や関東圏以外のお客様にもオンラインを活用して対応したり、事務所のホームページで人事・労務を題材にしたブログや動画を積極的に発信したりと、若手ならではの活発な取り組みを行っています。

事務所名となっている「RavoRico」はイタリア語で「豊かに働く」を表現するワードから作った造語とのことです。経営者も社員も、働く人みんなが豊かに働ける社会にしたい、日本の将来を担う次世代が活き活きと働ける未来にしたい、そのように願う深尾さんの想いが屋号に込められているのです。

2.会社員から社会保険労務士へ

深尾さんは開業前に3つの企業で会社員としての経験を積んでいますが、その中でも忘れもしないのが、新卒で勤めていた会社員時代、会社の経営不振により従業員に給料が振り込まれなかった経験です。社員の生活や家族を守るために、家庭や人生を犠牲にして奔走する経営者の姿を目の当たりにしつつも、何もできずに会社を去るしかなかったことに非常に悔しい思いをしたそうです。

次に勤めた大手のIT企業では社内託児所開設のプロジェクトに携わり、働く子育て世代が安心して楽しく働ける環境づくりに貢献しました。ママパパの働き手にとって理想的な託児所はメディアに取り上げられたり、一般企業からの見学を受け入れたり、かなりの反響があったそうです。

一方で、託児所開設の仕事を通じて大手企業と中小企業のギャップも感じることになりました。「大手企業では当たり前にできることが中小企業では簡単にはできない」そのような中小企業の現実を痛感した深尾さんは、自らの経験と知見を広げるため大手IT企業から中小企業へ転職します。

3社目の中小企業では総務・人事の仕事を主に担当していましたが、新型コロナウィルスの蔓延によりご自身を含めて働く環境が大きく変わりました。従前のように人が当たり前に働けなくなってしまった状況に直面し、ご自身の過去の経験からも、「もっと人が心豊かに楽しく働ける社会であってほしい」そのような気持ちが強くなり社会保険労務士としての独立開業を一念発起したのです。

3.深尾さんの業務の特徴

「大手企業でも中小企業でも働いたことがあるという経験が今の社労士業務にも活きています」大手企業ができていることが中小企業ではそう簡単にはできないと理解していることや、「中小企業あるある」に共感できることでお客様との話が弾むことがあるそうです。

大企業であれば人事総務の機能が組織的に備わっており、経営者が労働法規をわかっていなくても支障なく事業運営できますが、小規模な会社が相手となると経営者に懇切丁寧に労働保険や社会保険の制度を説明する必要があります。

「そもそも労働保険とはなにか?社会保険とはどのようなしくみか?といった基本的な説明から実際の手続き業務まで、できる限り広範囲にサポートしています」中小企業の現場の実態を知っているからこそ、親身で手厚いサポートができます。

また、深尾さんはYouTubeにご自身のチャンネル「イマドキ社労士ふかゆかチャンネル」を開設し、人事・労務に関わる情報を自らが出演して発信しています。非常に聞き取りやすい話し方とわかりやすい解説が印象的ですが、人前でも堂々と話せるスキルは2社目の大手IT企業で託児所開設のプロジェクトに携わっていた際にメディアや行政の取材対応をした経験が活きています。

YouTubeの発信は、新たなお客様をご紹介いただく際、自分を知ってもらうのに役立つといいます。写真だけではなく、実際に動いて喋っている姿を見てもらうことで初めてのお客様にとっての安心材料となるようです。動画の題材も最新のテーマや時節柄に合わせた内容が多く、チャンネル名に付しているような「イマドキ」の情報を深尾さんならではの明るい雰囲気で発信しています。

4.志師塾との出会い

志師塾を知ったのは、会社員時代の知り合いであった社労士に開業前に会いに行った際にその存在を教えてもらったことがきっかけでした。「経営やマーケティング等の知識を習得した方がいいと思っていましたが、最初は社労士向けの開業コンサルや開業セミナーの受講を検討していました」と話す深尾さん。志師塾を魅力に感じた理由は、社労士だけではなく他の士業や士業以外のビジネスに携わる方がいたことと、知識やノウハウの習得に加えて、逃げられない環境に進んで身を置けることでした。

「開業について、一人で考えたり準備したりしていると、どうしても前に進めず弱気になってしまう場面があると思いました。覚悟を決めることで弱気な気持ちがなくなり、きっと上手くいくというイメージが湧きましたね」と当時の心境を振り返っていただきました。

5.マイポリシーと志宣言

志師塾の受講では、内向けの信念を表現する「マイポリシー」と外向けにご自身の想いを発信する「志宣言」を作成する機会が与えられます。深尾さんは5つのマイポリシーを作成しましたが、その内の1つに「まずは、自分の周りの人を大切にする」があります。

社労士の仕事を通して目の前にいるお客様を幸せにすることは当然ですが、その先のビジョンとして、次世代にとってもよい世の中にして子どもたちが将来心豊かに働ける未来にしたい、働くことに期待が持てる世の中にしたい、という気持ちを深尾さんは抱いています。そのようなビジョンの実現にはまず自分の周りの人を大切しないといけないという考えから一番目に掲げたポリシーです。

深尾さんは、これまで何かを成し遂げたいと思った時、一度入ったスイッチが中々切れずブレーキ効かないタイプだったようです。社労士に限らず、士業ビジネスは働こうと思ったら際限なく働けてしまう職業であり、自分の時間を惜しんで毎日夜遅くや土日に働く方も珍しくありません。

深尾さんには夫と二人のお子さんがおり、土日はしっかりと休んで家族と一緒に過ごす時間を大切にすることを心がけています。決してご家族に限った話ではありませんが、「自分だけではなく周りの人をいつも大切にすること」それすらできなければ深尾さんが目指す心豊かに働ける社会は目指せない、と深尾さんはいいます。このマイポリシーを常に胸に刻むため、普段仕事をする場所の目に入りやすいところに紙に書いて貼っているそうです。

志宣言は独立への決意表明を言語化し、外部へ宣言するために作成します。
「おそらく一人で独立開業をしていたら心の内で唱えるだけで終わっていたと思います。ちゃんと文字に起こしてみたり、進んで発信したりすることは中々できないですよね。志師塾に入塾していなかったら、自分の殻に閉じこもってしまったかもしれません」自身が作成した志宣言は全員フェイスブックに投稿することになります。

講座が終わって開業する直前、フェイスブックを見た友人や知り合いからたくさんの応援メッセージをいただいたり、新たに知り合いや前職の仲間とつながりが持てたり、さらには早速仕事につながったりもしたそうです。

現在はYouTubeも開設し積極的に情報発信をしている深尾さんですが、もともとは進んで情報発信をするタイプではなかったといいます。志師塾でプレゼンの経験を積んだことや、自ら進んで発信していくことを学んだからこそ一歩踏み出すことができました。

「士業で開業することは、自分を売ってナンボなところがあります。外部に向けて自分を発信することは今でも恥ずかしいですし、実はもともとシャイな性格なんです。志師塾に入っていなかったらおそらくYouTubeはやってなかったと思います」と深尾さんは振り返ります。

6.志師塾の魅力

志師塾について2つの魅力を深尾さんに語っていただきました。「意外だったのはいつも緊張感があるんですよね。毎回課題が与えられるのですが、ちゃんとできているかドキドキしながら講座に参加していました」と話すように、1点目の魅力は「良い緊張感」で受講できる環境が提供されることです。

ご自身の課題を発表する時間と、他のメンバーの発表に対するレビューの時間は毎回緊張したといいます。「実際に起業してから経営者さんに自分の考えを説明する際に、志師塾の経験は非常に役立ちました。緊張感のある中、予め決められた時間内で発表をすることは頭を使いますし、大変よい修行になりました」生温い気持ちで参加することなく、毎回意識を高めてよい緊張感で臨んだことは貴重な経験となり今の仕事にも活きているそうです。

2点目は、同じ時期に独立開業を考える多様なビジネスパーソンの仲間ができることです。独立の準備期間において何でも相談できる仲間を得たことが非常に良かったといいます。

「それまで出会ったことのない色々な方達と共に切磋琢磨できる環境で、経営に関する重要な知識を習得して、それを本気で実践できる場所はそうそうないと思います。仲間と一丸となって受講できたことは大変刺激になりましたし、自分の視野が格段に広がりましたね」

7.独立を考える方へのメッセージ

ご自身の経験を踏まえて、独立・開業について悩んだことを深尾さんにお聞きしました。

「独立はやっぱり悩みますよね。私もある程度悩んでましたけど、独立までのプロセスを具体化してイメージできていなかったというのが最大の悩みでした。何をどのように準備するべきかがわからなかったのです。ただ、志師塾に入った後、周りのメンバーも自分と同様に似たような悩みや問題に立ち向かっているので、メンバーとの交流を通して自分がどのように準備すればよいのか具体的にイメージできるようになりました。何をやればよいのか、何を考えればよいのかクリアになってくると悩みや不安もなくなってきました

深尾さん曰く、志師塾は既に開業している方や開業準備中の方だけでなく、開業に悩んでいる方が受講することも有意義とのことです。「結局、自分が目指そうとしている先のことが想像できないから悩むと思うんですけど、具体的にイメージできると判断しやすくなると思うんですよね」

最後に、独立・開業に際して大切と思うことを2点教えていただきました。1点目は失敗を恐れず挑戦をすること。ご自身が勤めていた会社でもチャレンジすることの大切さを実感してきました。先生業として独立・開業することにおいても、たとえ一度や二度間違えたとしても何度でもやり直せるチャンスがあるので挑戦に怯む必要はないといいます。

「極論をいえば生きていれば何とかなりますし、何度でも立ち直ることができます。独立・開業というハードルを自ら高く設けなくてもいいんじゃないかなと思います」自信と優しさに満ちた表情で話す深尾さんの言葉に安らぎを覚えます。

2点目は、なんでも一人でやろうとしないことです。先生業であるが故に自分一人の責任が大きいことはたしかですが、自分ができない仕事やわからないことに直面した場合は周囲の方にお願いしたり助けてもらったりすることが大切だといいます。「自分一人だと気負わず、仲間を作るということが自分のメンタルケア的にもすごく大事だと思います」

深尾さんの話す言葉は非常に明快であり聞く方に安心感を与えてくれます。現在、慢性的な労働力不足や時代の変化にあわせた法改正等、労働環境は激しく変化する最中にあります。悩める経営者や働き手にとって、たしかな信念を持ち心から寄り添ってくれる深尾さんの存在は心の拠り所となるでしょう。

「RavoRico~心豊かに働ける社会を~」その想いに一切の迷いは感じられません。経営者も労働者も明るく活き活きと働ける社会、次世代が働くことを楽しめる未来、ご自身が描いたビジョンの実現に向けて揺るぎない信念と志が深尾さんを導きます。

文:阿久津康史(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

年商1,000万円以上を目指したい士業・コンサル・講師・コーチ・セラピストなどの先生業の方は、深尾さんも学んだ高単価で顧客を獲得して先生ビジネスを軌道に乗せる7ステップを、学んでみてくださいね。

関連キーワード

PAGE TOP
MENU
体験セミナー

TEL:03-5937-2346

カスタマーサポート(9:00 - 18:00 土日祝日除く)