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【卒業生インタビュー】 身体の知識をお金に変える方法 〜ベストパフォーマンスコーチ・二神幹(ふたがみもとき)さん~

今回お話をうかがったのは志師塾卒業生、スポーツ選手の自分史上最高を引き出す「ベストパフォーマンスコーチング」二神幹アスリート研究所代表の二神幹さん(以下、二神さん)です。

プロ野球選手を目指していた選手時代に出会った先生に師事し、東洋大学大学院で健康デザイン学に関する修士号を取得。アスリートを中心に、パフォーマンスアップのための筋力トレーニングを科学的にコーチングしています。

今回の取材を通じて二神さんのトレーニングに対する思いと、マネタイズのきっかけとなった志師塾について、そして将来の夢についておうかがいしました。

1. 二神幹アスリート研究所

1.1 ベストパフォーマンスコーチとは

「その人の動きを見れば一瞬で悩みと解決策がわかります」

身体のメカニズムを知り尽くした二神さんは、自らを「ベストパフォーマンスコーチ」と銘打っています。

聞きなれない言葉なので、どういうコーチなのかと尋ねると、「例えば試合があったとして、その日に自分史上最高な状態で臨むことを可能にするための、トレーニングサポートコーチです」と返ってきました。

二神さん自身が、身体の使い方、動き、怪我で悩んだ過去から、同じような悩みを持つ人を限りなくゼロにしたいという思いで立ち上げた「二神幹アスリート研究所」。

「端的に表現すると、パフォーマンスアップのためのパーソナル筋力トレーニングです。体を大きく筋骨隆々にしていくトレーニングではなく、動きやすく軽い、機能的な体作りを提供しています。専門的な道具も特に必要なく、椅子、壁、床など、家の中にある物を使ってトレーニングしていきます

ベストパフォーマンスコーチの二神幹さん2

1.2 心身ともにコーチング

ベストパフォーマンスコーチは、自分史上最高な状態で試合に臨むことができるようにするためのコーチングなので、顧客の状態を常にチェックしています。その人のいつもの身体の動きではなくなる時など、場合によっては話を聞くだけで終わるときもあるそうです。動きの変化が身体的な理由ではない場合、必ずその人の環境に変化が起きていると二神さんは言います。

「『今日は体の動きが悪いし、表情もあまり良くないね。どうしたの?』と質問すると、チームがうまくいっていないなど、何かしら悩みを打ち明けてくれます。そういう時はとことん話を聞きます」

1.3 二日酔いにも効きます

二日酔いの時なんかも身体の動きが悪いですよね、と冗談半分で質問すると、「二日酔いの場合、血流を上げて代謝を上げていくとスッキリします。前日に飲んでいて体が動かないという人もいますが、トレーニング終わりはほとんどの方がスッキリしていますね」と話してくれました。

ビジネスマンにも受けそうですね、とお話しすると、すでにマーケットの広がりも考慮し、姿勢が変われば仕事の効率も変わるというコンセプトの基、肩こりや腰痛を持っている方をターゲットに設定しているとのことでした。

身体の使い方を変えるパッケージとして、動画配信や、1対多のプログラムを考えており、初回体験は5000円とのこと。

ベストパフォーマンスコーチの二神幹さん3

図表1:料金表(対面)

ベストパフォーマンスコーチの二神幹さん4

図表2:料金表(オンライン)

2. 身体について知り尽くし、開業

2.1 身体について学ぼうと思ったきっかけ

プロ野球選手を目指して小学校から大学まで選手として活躍していた二神さん。身体に興味を持ち始めたのは中学校の時からだそうです。

ベストパフォーマンスコーチの二神幹さん5

「身体を意識したきっかけの一つは、怪我でした。膝、腰、肩など、選手時代に怪我が絶えず、治療に通っても良くならない。何故なんだろうと漠然と疑問を持っていました」

もう一つのきっかけは、自分のイメージ通りに身体を動かすことができなかった悔しさからだそうです。

バッターがボールを打つまでの一連の動作において、テイクバックを取ってから、そのままバットを振り出さないといけないのに、もう一度腕を引いてしまったり、バッターボックスで膝がガクガクしてしまったりという悪癖が抜けず、改善のために練習量を増やせば増やすほど、ひどくなっていったそうです。

原因がわからないまま、悔しい思いだけが募り、ついにはプロになることを諦め、引退を決意する二神さん。引退試合を前に、所属していた東洋大学の岩本紗由美先生のコーチングとトレーニングを3ヶ月受けた結果、今までの悩みが嘘のように、動きの癖が全くなくなり、なんと最後の試合はホームランで有終の美を飾ったそうです。

2.2 師匠との出会い

信じられない経験をした二神さんは、身体のメカニズムを学びたいと強く思うようになります。コーチングを受けた東洋大学の岩本紗由美先生に師事し、大学院へ入学。健康デザイン学に関する修士号を取得します。

大学院で身体に関するあらゆることを学び、卒業するころには、その人の動きを見れば、悩んでいることとその解決策が一瞬で分かるようになったと言います。そんな二神さんは大学院卒業後に「二神幹アスリート研究所」を立ち上げ、独立します。

3. 志師塾との出会いについて

3.1 師匠と同じスキルを身に付けさえすれば

「自分がプロ野球選手だったら、師匠にお金を払ってコーチングしてもらいたいと思っていました。なので、師匠と同じことができるようになれば、自然とお金が入ってくるだろうって思っていました。現実はそんなに甘くなかったです

さらに、お金の勉強をしてこなかった二神さんは、見積もりを求められた際に、サービスにいくらの値付けをすれば良いのかわからなかったそうです。

そのことから、

  • ✓自分の価値を知り、サービスに適正な値付けをしたい
  • ✓サービスを広げて売上を増やす方法を知りたい

と強く考えるようになりました。

3.2 志師塾を知ったきっかけ

不動産と終活のお悩み解決パートナー宅地建物取引士の松本直之さんと、不動産専門税理士の松本メルさんのお二人からすすめていただいたことがきっかけで、志師塾の存在を知った二神さんは、すぐに入学を決めたそうです。

自分の知りたいことと、志師塾の授業コンテンツが合致していること、信頼のおけるお二人からおすすめされたということが決め手になったようです。

3.3 志師塾に入学してみて

「すごく新鮮でしたし、めちゃめちゃ勉強になりました」

同期の皆さまの仕事を理解し、その商品やサービスを欲している人に紹介するというセッションでは、そもそも同期の皆さまの商品やサービスの内容がよく理解できず、うまく紹介することができなかったそうです。

「悩みましたね、難しかったです。皆さまは私のことを、『肩こりとか、腰痛を、身体の使い方を変えることで、改善できる人がいるよ』と上手に紹介してくださるのですが、私は皆さまの商品やサービスをうまく紹介できない。辛かったですね」

どうやって克服したのかと尋ねると、とにかく人と会って話を聞いたとのことでした。克服方法については、紹介者である松本直之さんの好事例を聞き、真似をしたそうです。

「1対1で話すというセッションを200人以上オンラインで実践されたと聞いて、自分もやってみようと思いました。私は140人ぐらいで止まってしまいましたが、色々な人の話を聞くことで、知識の幅が広がり、理解できることが増えました。得るものは大きかったと感じています」

何故その方法を真似したのかという質問には、「成功している人が実践していることには意味があると思うので」とのことでした。

野球選手時代から、素直にできないことを受け止め、いいプレイや習慣の真似をする癖がついているそうです。約1年間、人と話すことを続け、最近少しずつ紹介ができるようになってきたそうです。

志師塾には、同期のつながりはもちろん、縦のつながりもあって、すでに卒業された方から、今志師塾で学んでいる方まで幅広く豊富な交流機会があります。話す機会を重ねた結果、人に興味を持つようになったという二神さん。

「特に選手時代は、自分のことしか考えていなかったので、だいぶ変わったと思います」

どちらのご自身が好きかと質問すると、「今の自分が好きです。今は人と話すのがすごく楽しいです」と即答されました。

3.4 紹介するうえで気を付けていること

人に紹介する前に、そのサービスをまず受けてみて、サービスの良さをちゃんと体感してから人にお伝えするようにしているとのことでした。信頼を非常に大事にしている印象でした。

紹介した人からお礼を言ってもらえるのは、すごく嬉しいと語る二神さん。

「自分が体感していいと思ったものを、いいと思っていただけて、お礼を言ってもらえるのは、すごく嬉しいです」

3.5 ご縁が広がる

志師塾以外の人脈を広めるため、ビジネス交流会を主催している二神さん。

参加者よりも主催者になった方が、圧倒的に人脈が広がるという先輩経営者からの助言を素直に実行されています。実際に人脈が圧倒的に増え、交流会経由での受注もあるとのこと。

志師塾に入ってから、自分の仕事につなげていくには、まずは人脈を広げなければというマインドに変わったそうです。

3.6 志師塾に入ってから 売上倍増

志師塾に入る前は、野球チーム等の団体顧客からの仕事の依頼のみを受けていたそうです。

志師塾で学んだことがきっかけで、個人からの依頼を受けることにし、売上が倍増した二神さん。志師塾での人脈や、顧客ターゲットを見直したことで仕事にも好影響が出ているようです。

悩んでいた値付けについても、提供するサービスについて、自信を持って出せる単価であればよいことがわかり、料金表も完成しました。

4. 未来に向かって

4.1 パッケージ化

様々な成果を上げている二神さんですが、売上目標に対しては未達だそうです。

現状のメニューは、目標を1ヶ月で達成するコースと、3ヶ月で達成するコースの2つなので、長くても3ヶ月でトレーニング終了になります。常に新規顧客を開拓していかなければならず、また労働集約型のビジネスモデルにも限界を感じているそうです。

継続的に顧客獲得ができるしくみを作っていくことが課題と二神さんは語ります。

ベストパフォーマンスコーチの二神幹さん6

課題を解決するための一つとして、肩こり、腰痛のお悩み解消のパッケージを作り、情報商材として販売するなど、新たなマネタイズの方法を模索しています。

4.2 これから独立しようと考えている人へ

例えば会社員の方が、独立を検討する時に、まず何から始めればいいのか質問してみました。

まずは信念を持ち、決断することです。うまくいく保証なんてどこにもありませんが、誰かに貢献しようと積極的に行動していれば、必ず誰かが助けてくれます。あとは、人とたくさん会って話した方がいいと思います。選り好みしないで、様々なお仕事をされている方の、様々なお話を聞いて、自分の糧にされた方がいい」

自身の経験から発せられる一言は、相当な説得力がありました。これはやめておいた方がいいよということはありますか?という質問には、

「お金に関して、他力本願は絶対にやめた方がいいと思います。仕事のスキルを高めればお金につながるっていうのはちょっと違うかなと思いますね。それをお金につなげていくための勉強も必要です。両方やらなきゃいけない」

師匠と同じことができるだけではダメだ。二神さん自身が志師塾で学んだお金につなげるための方法。素晴らしい学びの一言だと感じました。

4.3 夢は業界を変えること

しくみ化し、ゆくゆくは法人化して社員を育成したいと語る二神さん。それはご自身のみならず、業界全体を変えていくための目標でした。

「最終的には、アスリートの力になるだけでなく、トレーナー業界を変えていきたいです。実は、トレーナーとして食べていくのってすごく難しいって言われているんです。だから、多くの人が、せっかくトレーニングを勉強したのに、食べていくためにトレーナー以外の道に進みます。例えば、柔道整復師、鍼灸師の資格を取って、接骨院で働いたりだとか、理学療法士の資格を取って整形外科で働いたりしています」

「その道が悪いと言っているわけではありませんが、トレーニング1本で食べていける環境を作っていきたいというのが、最終的な目標です。今、大学とか専門学校でトレーニングを学んでいる学生が、安心してトレーニングの勉強にまい進できるようにしたいです」

すごく壮大な夢ですが、二神さんならきっと実現できる、そう感じました。

5. 取材を終えて

素直に成功している人の真似ができる、そんな才能を持っている二神さん。アスリートには必須の才能なのだと感じました。

アドバイスを素直に受け取ってその通りに実行することが、成功の近道だとはわかっていながら、多くの人は、いただいたアドバイスを自分なりに解釈して内容を変えてしまう。

そんな中、二神さんはいただいたアドバイスを素直に実行できる。これからの益々のご活躍が非常に楽しみな先生です。

文:福岡誠(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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