今回お話をうかがったのは志師塾卒業生で、「暦鑑定師」として活躍されている星野泰子さんです。
外資系製薬会社を退社後に独自のキャリアを築き、現在は暦を通じて個人の才能を読み解き、それぞれの人生の可能性を広げるセッションを行っています。
また、会員制ビジネスコンサルタントとしても活動し、企業や個人が持つ能力を引き出し、クライアント一人ひとりに最適なアドバイスを行いビジネスを成功へと導くためのサポートを提供しています。
現在の業務や志師塾で得られたもの、将来のビジョンなども含めてお話をうかがいました。
1. 暦鑑定で個々の才能を読み解き、未来を拓く
星野さんは、「暦鑑定師」として個人や経営者の才能や運命を読み解くセッションや講座を提供しています。この役割は星野さんが独自に開発し、商標登録も取得している特別な職業です。
そもそも「暦」とは何か、という質問については暦から洞察できる二つの主要な点に言及しています。一つ目は「世の中の流れを読む」こと。特定の期間に社会全体がどのように影響を受けるかを予測できることです。
二つ目は個人の生年月日から「その人の生き方や才能」を読み解くことで、個々の人生の設計図を知ることができるとのこと。これにより、経営者などは自分の才能をどう活かし、どのように行動すれば効果的なのかを暦を通じて計画できます。
星野さんが提供する暦鑑定セッションは、単なる未来予測ではなく、データと洞察に基づいた具体的なアドバイスを提供するものです。
セッションは非常にパーソナライズされており、一人ひとりの具体的な状況や質問に基づいて設計しているとのこと。クライアントには、世の中の流れや生まれた日に基づいた人生の設計図を共有し、それをビジネスや個人的な目標に活かす方法を助言しています。
例えばクライアントの個人的な才能や未来の流れを読み解き、またある特定の時期がビジネスにとって重要なターニングポイントになるかどうかを識別し、その情報を基にクライアントが賢明な決断を行い、より良い未来を築くための支援を行います。
暦鑑定は統計学に基づいた深い洞察を提供するもので、政治や経済、個人の生活に至るまで、幅広い影響力を持っているのです。
星野さんは暦鑑定師の他に会員制ビジネスコンサルタントとしても活躍されています。クライアントに対して、ビジネスの構築と戦略的な成長をサポートする役割を果たしているとのこと。
特に会員制の形式を取り入れることで、クライアントとに継続的な安定収入につながるビジネスモデルの構築を提供しています。
2. 人生を変えた暦学の師との出会い
星野さんは独立前、製薬会社で営業やマーケティングの職に就いていましたが、仕事がうまくいかない時期がありそこから抜け出すきっかけを探していました。
その変革の瞬間が訪れたのは、古代の暦学に出会ったことからです。星野さんは当時参加していた起業塾で偶然にも暦学の師となる人物に出会います。
星野さんは当初、占いや星座に興味がなく、同氏より暦学を基に自身の才能の出し方にズレがあると指摘された際も初めはそれを気に留めていませんでした。ただ一向に状況は変わらない中で同じようなアドバイスを再び受け、今度は自分らしい方法で仕事を進めたところ、意外にも周囲から高い評価を得ることができたのです。
この経験から暦への興味を持ち、その後、暦を教えてくれる同氏のもとで学ぶことを決意しました。この出会いは、新たな学びの道へと星野さんを導きます。
暦学によって、自分の才能をどう活かすか、そしてどう自己実現を果たすかの洞察を得ることに成功。星野さん自身の生活にも大きな影響を与え、新たな人生の章を開くきっかけとなりました。
3. 志師塾との出会い
星野さんは2023年2月に製薬会社を退社し、有休消化の期間を経て、次にどのようなキャリアを選ぶかを模索していました。暦学はもちろん、コーチングや、心理学、カウンセリングなど、さまざまな選択肢がある中で、ビジネスとしてどの分野に進むべきかを考え始めていたとのこと。
そこで、単に「やってみる」という無計画なアプローチではなく、しっかりとした型や知識を学ぶことが大事だと感じ、何かしらのビジネス教育を受ける必要性を感じていました。
ある日、SNSで志師塾の広告を目にして塾の存在に興味を持ち、説明会に参加することを決意。説明会に参加した結果、志師塾が先生業ビジネススクールとして、専門家が自身のスキルを活かしつつ、先生ビジネスを作り上げていくためのサポートを提供していることを知ります。
星野さんは、これこそ自分にとって理想的な学びの場だと感じました。当時、星野さんは肩書きやキャッチコピーもなく、どう自分のスキルをビジネスとして打ち出すかに悩んでいたからです。
志師塾では、単にビジネスの仕組みを学ぶだけでなく、自分の特技やスキルをどう商品化するか、どう独自性を持たせるかを深く掘り下げることができると確信し、参加を決めました。この選択が、星野さんが現在の道を歩む大きな転機となったのです。
4. 志師塾での学び
志師塾では、自己ブランディングの方法やクライアントへのアプローチ方法など多岐にわたる内容を学びました。
具体的には、自分のスキルを生かしたビジネスの立ち上げ方、肩書やキャッチコピーの作成、集客方法、説明会の設計や進行方法など、先生業に特化した内容を教えてもらったと星野さんは語ります。
特に印象的だったのは、自分の経験やスキルを明確にするために「自分史」を3万文字程で書く課題。この課題は自己理解を深めるためのもので、大変苦労したと語ります。何とか「自分史」を作り上げる中で、星野さんは自己の過去を振り返り、何が得意で、何を楽しんできたのかを再発見できたとのこと。
この自分史は後のキャッチコピー作りや、プロフィール、講座やプログラムの設計に大きく貢献。星野さんはこれを通じて、自分だけのユニークなビジネスを形成する基礎を築くことができました。
5. 志師塾で経験した支援と協力の力
志師塾では同期生とのコミュニケーションも重要な学びの場です。
SNSのグループを通じて、他の塾生の「自分史」を読み、フィードバックを交換する活動は、お互いの成長を支える貴重な経験となりました。星野さんも、自身の鑑定セッションを同期に提供、フィードバックをもらうことで多くの気づきを得ました。
また、志師塾のメリットとして大きかったのは専属のコンサルタントからの支援です。
このコンサルタントは、星野さんがビジネスを立ち上げる際に直面した様々な課題に対して、的確なアドバイスを提供しました。たとえば、講座の数や内容の絞り込み、顧客ターゲットの特定、さらには肩書きや価格設定に関する提案など、具体的なビジネス戦略を形成するうえでの大きな助けになったとのこと。
これらのアドバイスは、星野さんが自信を持ってビジネスを進めるための基盤を固めるのに役立ちました。
6. 学びから実践へ
星野さんは、志師塾で学んだことを基に、個別のクライアントに合わせた暦鑑定コースを開発。星野さんは、短期的な相談から長期的な計画まで対応できるよう、クライアントの全体の暦を詳しく解析する長期コースの提供を開始。これにより、単発のセッションから進んで、より詳細なアドバイスを提供する体系的な講座やコースへと展開しました。
志師塾での経験は、ただ知識を得るだけではありません。実際に自分のビジネスを立ち上げ、運営する過程で直面するであろう困難に対しての解決策を含め実践的な対処方法を学ぶことができたのです。
この学びが、星野さんが自身のビジネスで成功を収めるための基盤を築く助けとなりました。
7. 夢の実現を支援する未来の学校
星野さんは現在、暦鑑定師および会員制ビジネスコンサルタントとして活動していますが、将来のビジョンはこれらの役割を超えています。
「人の夢を実現する」という目的を持ち、これを日々の業務に活かしているとのこと。星野さんにとって、暦を使うことは手段に過ぎず、最終的な目標は「人々が自己の才能を理解し、それを最大限に活用し、夢が実現する社会を創造すること」です。
具体的には、日本に暦の学校を設立し、かつて広く用いられていた暦を復活させたいと願っています。この学校では、個々の才能を発掘し、それぞれが自分の特性を理解し、他人と比較することなく自分自身を価値ある存在として受け入れることを目指します。
星野さんは、社会全体が個々の違いを尊重し合い、誰もが自分自身の特性を生かして生きることができるような未来を描いているのです。
また、ビジネスコンサルタントとして、企業や個人が直面する様々な課題に対して、実用的な解決策を提供。星野さんは、会員制の導入を通じて、長期的な関係性を築き、より組織的かつ効果的なビジネス運営を支援し、クライアント一人ひとりが自分自身のビジネスやキャリアを成功させるためのサポートを行っています。
星野さんの話を聞くと、将来に対する明確なビジョンと、それを実現するための情熱が感じられます。自らの経験から学んだ知識と技術を活かし、多くの人が自己実現できる環境を整え、より良い社会を築くための一翼を担っています。
個々の才能を見出し、それを伸ばすことで、一人ひとりが自分らしく充実した人生を送れるような世界を目指しています。このような取り組みは、多くの人々にとって大きな希望となるでしょう。
文:三笠じゅん(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部
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