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【卒業生インタビュー】キャリアコンサルタントで副業起業し、3足の草鞋でパラレルワーカーとして活躍! 〜キャリアコンサルタント 南賢造さん〜

キャリアをテーマに副業で起業し、3足の草鞋を履くパラレルワーカーとして活躍する南賢造(みなみけんぞう)さん。

NTTグループの人材育成会社でXR(VR、AR、MRなど)コンテンツの開発・コンサルティングに携わりながら、NPO法人の代表理事、さらにキャリアコンサルタントとして講師業やコンサルタント業を手がけています。

南さん自身がキャリアコンサルタントとしてのビジネスモデルを作り、他の資格取得者を支援する循環を作っています。

今回、多忙な日々を送る南さんに、パラレルワーカーとしての挑戦や志師塾での学び、今後の展望をうかがいました。

1.「3足の草鞋」を履くパラレルワーカー

1.1 限界に挑む!パラレルワーカーという生き方

現在、南さんは、会社勤務が50%、副業が50%という絶妙なバランスで、異なる3つの活動を行なっています。

1つ目は、本業であるXRコンテンツの開発・コンサルティング。2つ目は、キャリアコンサルタント資格の取得支援とその後の起業支援を行うNPO法人の運営。3つ目は、キャリアコンサルタントとしての講師業やコンサルタント業です。

「チャレンジしてみたいことが山ほどあります」

それでも会社勤務を続ける理由は2つ。

1つは、XRに加えて急速に発展する生成AIなどの最先端技術に触れておきたいからです。もう1つは、上司と部下の関係や男性の育児休暇の取得促進といった組織の変化をリアルに体感し続けることが、会社員の今を知るキャアリアコンサルタントとしての強みになると考えているからです。

社会や技術の変化を肌で感じることが、キャリア支援の実践に役立つ。その視点を持ち続けていたいのです」と揺るぎない表情で南さんは語ってくれました。

1.2 NPO法人でキャリアコンサルタント普及を促進

2022年4月、南さんはNPO法人 Brilliant Careerを立ち上げます。志師塾での学びを活かし、卒業の翌年にNPO設立を実現しました。

世の中で活躍できるキャリアコンサルタントを増やし、多くの人のキャリアの悩みを解決する」という想いを持って、資格取得の支援だけでなく、資格取得後の起業支援まで行っているのが特長です。

最近は、経済産業省や東京都の制度変更を背景に、インターンシップに関する講演依頼が増加。また、大学での就活支援を通じてリアルな学生の動向に詳しいことが中小企業の採用支援の仕事につながっています。

1.3 副業で広がる先生業の可能性

「先生ビジネス開発講座を受講中に、『副業パーソナルコンサルタント』という肩書きを考えました」

志師塾では、学びながら自分 独自の先生業を開発していきます。受講中の2021年はコロナ禍の真只中。在宅勤務で時間ができたことで副業ブームが到来していました。

しかし、キャリアコンサルタントの資格を取ったものの、自立できない人が多いというのが実情。この課題を解決するため、南さん自身が「副業を持つパラレルワーカー」であることを強みに、新たな道を切り拓いたのです。

副業パーソナルコンサルタントとして実績を積む中で、大学のキャリアデザインの講師や行政主催のセミナーへの登壇など、仕事の幅が一気に広がります。現在は、志師塾での講師としても活躍しています。

キャリアコンサルタントの可能性を見つけ、自ら実践し、モデル化する。私の仕事の根幹はそこにあります」と話す南さんの目は輝いていました。

2.「キャリアコンサルタント」資格との出会いで人生が一変

2.1 高校生時代の挫折が原点

今ではパラレルワーカーとして活躍する南さんですが、かつてはキャリアにコンプレックスを抱いていました。原点は、高校生時代にありました。

『3年B組金八先生』(TBS系で1979年から32年間に渡り放映)に影響を受けた南さんは、熱血教師に憧れます。

京都市にある有名私立進学校に進学すると、陸上部に入学。中学時代に出会った熱血教師たちが卒業した京都教育大学への進学を希望して、文武両道で目指しました。ところが、陸上も勉強も思うようにいかず、大きな挫折を味わいます。

父親の「先生になりたいのなら、これからコネを作りに行く」という言葉に反発した南さんは教師への道を自ら断ちます。

2.2 彷徨の20代

大学には進学したものの、教師以外に自分のやりたいことが見つかりません。大学では引越し、学習塾、マスコミの仕事など30種類以上を経験し、アルバイトに明け暮れる日々。大学卒業後は、マスコミ業界に就職したものの、あまりに過酷な労働環境に耐えられず、3年で会社を辞めます。

その後は、まさに「糸の切れた凧」。キャベツ農家への住み込み、シドニーオリンピックの放送アシスタントディレクター、宅配便のドライバーなどのアルバイト、自ら始めたホームページ制作やゲーム制作、知り合いと始めた中古自転車の販売や歯科医師の支援など、仕事を転々とする生活が続きました。

30歳を過ぎても、自分にはキャリアがない

そんなコンプレックスを抱き続けていました。34歳の時に参加した合同転職イベントで全く関心がなかったNTTグループの人材育成会社との思わぬ出会いが、キャリアコンサルタントへの道につながっていました。

2.3 キャリアが一本につながる転機

入社したNTTグループの人材育成会社では、キャリアコンサルタントの資格取得を勧めていました。キャリアコンサルタントに興味を持っていた南さんは、資格取得支援を受けて勉強を始めます。

キャリアコンサルタントについて深く知ると、今までのバラバラだった仕事の経験がキャリアとして1本につながり始めました。

光の当て方が変わったことで、これまでのキャリアは無駄ではなかったと気づきました。この瞬間、コンプレックスが自己肯定感に変わったのです

2017年にキャリアコンサルタントの資格を取得した南さんは、任意団体を設立。キャリアコンサルタントの資格取得を目指す人たちのための受験支援講座や資格取得後のスキルアップ講座の企画・運営を始めました。

これが後に、志師塾での学びを活かして立ち上げたNPO法人につながります。

3.志師塾との出会いで得たもの

3.1 コロナ禍での気づき

コロナ禍に入った2020年。南さんは世の中が大きく変化するのを感じます。「このままではダメだ」南さんは、自分の働き方を見直します。そこで目を向けたのがビジネスセミナー。様々なセミナーを探す中で出会ったのが志師塾でした。

「自分でも何かを始めたいと思って、様々なビジネスセミナーを受けた中の1つが志師塾でした。その時は、何かあるとは思ったのですが、入塾を決意するには至りませんでした」

その後も、キャリアコンサルタント向けの講座をオンラインで提供しながら、「より高付加価値なサービスを提供するにはどうすればいいのか」と模索を続ける中で、再び志師塾の存在が浮上します。

今やるしかない。今やらなければ何も変わらない」と、この時は入塾を即決。大切なのは、自分の内なる声に耳を傾け、その声が最も強く響いた時に行動することなのかもしれません。

3.2 高付加価値サービス創出

オンライン講座を提供していた南さんでしたが、付加価値をつけ、高額サービスにするイメージが持てないでいました。また、集客にも苦戦していたのです。これらが志師塾に入って、解決したい課題でした。

志師塾の先生ビジネス開発講座は、前半6ヶ月の開発期と後半6ヶ月の実践期で構成されています。開発期では、先生ビジネスを成功させるうえで肝となる「受注力」を構成する7つの能力を養います。実践期は、開発した能力を実際に活かしてビジネスを発展させる段階です。

サービスを高付加価値化するうえで、『受注力』の中で『独自力』(選ばれる理由を明確にする力)と『伝達力』(選ばれる理由を顧客に伝える力)の2つが特に重要でした

「肩書き」「キャッチコピー」「プロフィール」を見直し、顧客が求めるものと自分の強みを結びつけることを徹底します。

さらに、顧客獲得型セミナーを設計するノウハウを学び、実践します。受講開始から5ヶ月後には、集客に成功し、高単価なサービスの受注が可能になりました。

「頭では分かっていたことも、いざ自分のビジネスとなると難しいものです。そんな時、同じ志を持つ仲間がいたことは何よりも支えになりました」と南さんはしみじみと語ってくれました。

3.3 「再現性のあるモデル」を忠実に実行

南さんは、志師塾の先生ビジネス開発講座を受講中に心がけていたことがあります。

先生ビジネス開発講座で習得する『受注力』は再現性のあるモデルであるということを信じよう。クラスの誰よりも忠実に実行し、1番になる!

こうして生まれたのが、「副業パーソナルコンサルタント」です。この再現性のあるモデルは、「副業パーソナルコンサルタント」だけでなく、卒業後に開発した「中小企業専門採用キャリア支援士」という新たな肩書でも活かされています。

4.今後の展望

4.1 株式会社化への挑戦

3足の草鞋を履き続けながら、法人化を目指します

南さんにとって、現在の最大の目標は「個人事業主からのステップアップ」。これまで培った知見をもとに、自身のビジネスを法人化し、より大きなスケールで事業展開していくことを見据えています。

「副業の限界を知るために挑戦してきましたが、いずれは一本化する必要があると考えています。そのためには、自分のビジネスをしっかりと組織として確立し、経営者としての視点を養うことが大切です」

法人化の先に見据えているのは、キャリアコンサルタントの価値を広め、より多くの人が「キャリアを活かしながら自分らしく働く」ためのサポートをすることです。

そのために、南さんは、まず会社勤務を続けながら、法人運営を行うという新たな挑戦をスタートさせることを考えています。

4.2 中小企業の社長を元気に

日本を元気にするには、中小企業の経営者が元気である必要があります

南さんは、「中小企業の経営者をサポートし、彼らが健全な組織を築けるようにする」ことを最終的に目指しています。中小企業の経営者が元気になれば、その影響は社員へ、そして社会全体へと波及していきます。

組織を活性化することで、より多くの人が“働くこと”を楽しめる社会にしたい。そこに、キャリアコンサルタントの役割があるはずです。今後は、より経営に近い部分での支援も視野に入れていくつもりです」

現在は、企業の採用や人材育成に関する支援を行なっていますが、今後はさらに踏み込んで「組織の成長と経営者の成長」を支える存在になりたいと考えています。

5.おわりに

南さんの歩みは、まさに「挑戦」の連続でした。

キャリアに悩んでいた長い時期を経て、キャリアコンサルタントという道を見つけ、自らのビジネスを確立。更なる可能性を求めて「3足の草鞋」を履き続けながら、次なるステージへと歩みを進めています。

南さんにお話をうかがって、とても印象に残ったのは志師塾“愛”です。志師塾に入塾したことで『自分自身の人生が開けた』と言います。

志師塾で学んだノウハウと、同期・卒業生・先生ビジネスプロデューサー仲間といった、本音で話ができ刺激し合えるコミュニティは大きな財産。「志師塾との出会いがなければ、今の自分はない」と言い切る姿が印象的でした。

次なる目標に向かって走り続ける南さんが、日本を元気にするために、どのようにステップアップしていくのか、とても楽しみです。

文:前田浩光(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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