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【卒業生インタビュー】経験・人脈ゼロから起業し、今後は業界第一人者を目指す!~行政書士 越阪部龍矢(おさかべたつや)さん~

越阪部龍矢(おさかべたつや)さんは東京都目黒区で行政書士事務所を開業し、融資サポートと財務コンサルティングを中心に活動をしています。

学生時代から抱いていた「将来は独立して自ら事業を行いたい」という想いを実現した越阪部さん。その想いは中学生時代に通った塾の講師との出会いがきっかけでした。

新卒で電子機器部品メーカーの法人営業を担当しながら行政書士の資格取得にチャレンジし、資格取得後直ぐに事務所を開業して独立。当初は計画通りの集客ができず精神的にも辛い時期が続きましたが、志師塾で学んだことを愚直に実践していった結果、次第に紹介を受ける案件が増え、売上も安定するようになりました。既に将来の大きな目標も見据えています。

今回の取材では、越阪部さんの行政書士として独立するまでの経緯や飛躍のきっかけになった志師塾について、さらに今後の目標やビジネスの方針などをうかがいました。

1.経営者のお金の悩みを解決する専門家

1.1 融資と資金繰り改善に特化したビジネス

「自分は経験や実績など何もなかったので、行動量だけは他の人に負けないよう心がけてきました」と語る越阪部さんは、親しみやすい雰囲気と卓越した行動力が印象的な若手の行政書士です。事務所を2022年8月に開業して以来、わずか5ヶ月程度で事業を安定化させ、経営者を支援したいという開業当時からの想いを着実に実現しています。

越阪部さんの肩書は行政書士ですが、起業家・経営者を資金の悩みから解放したいとの想いから次の2つに特化したビジネスを展開しています。

  • ●融資サポート
  • ●財務コンサルティング

「形だけの事業計画書を作るというサービスは絶対にしない」という越阪部さんのモットーの通り、融資サポートでは、事業計画書の作成を支援するだけでなく、融資が通りやすくするために金融機関との事前協議まで行っています。

また財務コンサルティングでは、資金調達やキャッシュフロー改善などの課題に対する改善計画の立案やPDCAサイクルの実行を長期的な視点で支援しています。越阪部さんから一方的に施策を提言するのではなく、お客様である経営者が納得するまで一緒に施策を検討し、その後の施策実行まで支援していくなど、お客様に満足していただけるサービスの提供を徹底しています。

1.2 経営者には起業当時の夢を実現してほしい

開業準備当初、越阪部さんは「契約書専門の行政書士」を目指していました。しかし最初のお客様から「コロナ融資の返済が始まると、あと数ヶ月で資金ショートする」という非常に深刻な相談を受けたことで、「経営者を資金の悩みから解放したい。夢を描いて独立して起業した経営者が、お金のことで悩まず、本来やりたかったことを実現してほしい」という想いが強くなりました。

そのために補助金申請など許認可書類の作成を支援するだけの仕事は一切せず、融資や資金繰り改善に関する専門性を追求し、経営者に対するサポート力を高めていく方針を掲げています。

2.開業直後は厳しい現実に直面

2.1 中学生時代の人生を変える人との出会い

越阪部さんは中学生時代に、その後の人生を変える人との運命的な出会いがあったそうです。

「個人経営の塾に通っていましたが、その塾の塾長が尊敬できる素晴らしい方でした。その方のおかげで勉強の成績も上がり、性格も社交的で明るくなったんです。塾長の口癖は『かっこいい大人になれよ』でした。でも当時は『かっこいい大人』がどういう人なのかわかりませんでした」

大学時代に就活をする時期になって、ふとその塾長の言葉を思い出した時に、自分にとって「かっこいい大人」のイメージが湧いたと言います。

「設備関連の個人事業を経営している自分の父親や中学時代の塾長は、自分で夢や目標をもって独立して事業をしていますが、そういう人が自分にとってかっこいいと思うようになりました。自分も『かっこいい大人』になりたいという想いが、その後独立を目指すきっかけになりました」

2.2 法人営業では論理的な思考を学んだ

就職活動では一生その企業で働く場合を考え、「今後40年以上日本が競争力を維持できる可能性が高い電子部品業界の中で、さらにニッチトップを持つ会社」に絞って就職活動を実施し、2018年に新卒で電子機器部品メーカーに入社します。

自動車メーカーに対する提案営業を担当する中で、論理的な相手に対しても納得できるストーリーを組み立てた資料作成やお客様社内の稟議プロセスを意識して提案をまとめるなどの経験は、現在の事業計画書を作成する融資サポートでも活かされています。

2.3 行政書士として開業

2020年のコロナ禍が自身のキャリアを見直すきっかけとなり、越阪部さんは「独立・開業している経営者を支援する仕事をしたい」という想いから独立することを決意し、独立するための武器として行政書士の資格取得を目指します。当時は、資格に対して特にこだわりはなく、士業の中でも実務経験の要件がないなど比較的取得しやすい資格として選んだ資格が行政書士でした。

2022年1月に行政書士に合格し、その直後から開業の準備を始め、業務経験や人脈もない中、持ち前の行動力で同年8月に独立しOSA行政書士事務所を開業します。しかし、開業直後は集客ができず厳しい現実に直面します。

「当時は、FAXDM、郵送DM、手書きDM&テレアポなど、主にアナログな方法を中心に集客を試みていましたが案件獲得はゼロ。一日中集客に時間を費やしても全く結果が出ずお金は減る一方でした。特にテレアポで断られ続けた時期は、精神的にも辛くて、独立は無理だったかと思うこともありました」

3.志師塾との出会いが飛躍のきっかけに

3.1 自己流を見直したい

開業に向けて準備中だった2022年5月に志師塾のフロントセミナーを受講し、当時考えていた「契約書専門」というビジネスモデルを五十嵐塾長に相談します。その時に塾長から「予防系のビジネスは難しいですよね。歯医者さんの予防歯科に高額を払う人は少ないと思いませんか?」と指摘され、中小企業の経営者には売りにくいビジネスモデルであることに気付かされます。

この時に越阪部さんは、「経験がない自分が自己流で考えるのはやめて、専門家から王道のルートを学ぼう。ビジネスモデルもお願いして一緒に考えてもらった方がいい」と判断し、入塾を即決します。

3.2 志師塾の何がよかったか

志師塾では、事業コンセプトやポジショニング、選ばれる理由の言語化、商品サービス設計(キラーコンテンツづくり)、具体的な集客ノウハウなど多くのことを学びましたが、越阪部さんにとってもっともよかったことは、「仮説検証をするための環境」が揃っていたことだったと言います。

「マーケティング戦略の構築には、『作ってみる→試してみる』を繰り返して仮説検証をブラッシュアップすることが大切ですが、志師塾では同期の方から自分の仮説に対するフィードバックを受ける機会がたくさんあるので、仮説検証のスピードを加速させることができました。もし、自分一人で考えていたら3年以上の時間がかかったと思います」

さらに同期だけでなく、他の期の方と交流する機会があったことも人脈形成以上のメリットを感じたそうです。

「志師塾では他の期の方にも魅力的な方がたくさんいらっしゃいます。彼らから直接自分のマーケティング戦略に対して丁寧なフィードバックをもらえたことは非常に役に立ちましたし、見込み客を紹介してもらえたこともありました」

3.3 同期の励ましが精神的な支えに

越阪部さんが開業直後に集客ができずに悩んでいる時期を乗り越えられたのは、志師塾同期からの励ましという精神的な支えが大きかったと言います。

「当時はうまくいかない状況を一人で悩んで鬱に近い状態でした。志師塾では同期でグループを作って各自の状況を共有する機会があり、その中で辛い心境を吐露するとメンバーからたくさんの励ましの言葉をもらいました。その度に辛い思いが薄まった感じがして前向きな気持ちになれたんです」

3.4 MVPと実践大賞のダブル受賞

志師塾では、前半6ヶ月の講座を受けた後に決める「MVP」と後半6ヶ月の実践期間後に決める「実践大賞」がありますが、越阪部さんは「MVP」と「実践大賞」のダブル受賞を獲得します。経験や実績などまったくない状況からのスタートだったので、行動の量だけは一番になろうと決めて活動し、特に「実践大賞」では、商工会議所セミナー講師の依頼を獲得したことが受賞の理由になったそうです。講師や財務コンサルタントとしての実績がほとんどなかったにもかかわらず、商工会議所セミナー講師の依頼を獲得できたのは、戦略的に商工会議所との関係性を築いていたからでした。

「商工会議所には独立前からあいさつに行っていましたし、青年部の飲み会にも積極的に参加して商工会議所の担当者とは仲良くしていました。その方が自分のブログを読んで気に入ってくれたことがきっかけで講師のお話をいただきました

3.5 志師塾に向いている人

越阪部さんが考える志師塾に向いている人は行動力や行動量がある人です。

「志師塾のカリキュラムは体系化してあり、かつ非常に充実しています。自分のビジネスを展開するための環境も整っているので、行動力を発揮して環境を活かせる人には志師塾をおすすめできます

4.目標にしたい人との出会い

志師塾で集客について学んでいた時期に、同じ行政書士で財務コンサルタントとして活躍している方が主宰するセミナーに参加したことがきっかけで、資金調達・財務コンサルティング関連の勉強会に参加することを決めました。

この勉強会を通じて、財務コンサルタントとしての基本的な知識やノウハウなどの習得、金融機関や同業者との人脈構築などが図れたことはもちろんですが、もっともよかったことは同じ行政書士の財務コンサルタントとして目標にしたい人との出会いがあったことだったと言います。

「自分のロールモデルができたことは非常に大きかったですね。一緒に手がけている案件もあり、すでに活躍している人のノウハウや経験を吸収することが自身の成長につながっていると思っています」

5.将来の目標は業界第一人者になること

5.1 お客様からの信頼を大切にしていきたい

志師塾では士業の独立後、年商目標金額の設定がありますが、越阪部さんは、既に2番目のステージである年商3,000万円を見据えて今後のビジネス展開を考えています。今の仕事の範囲は変えずに、顧問先を着実に増やしていくことでビジネスを拡大していく方針です。

「今後は顧問先数を増やしていきたい。単発の融資のサポートもやりがいはありますが、経営はむしろ借りた後どのように資金繰りを回していくかの方が重要です。そこに関われる財務コンサルタントの仕事には大きなやりがいを感じていますし、その結果が年商の増加につながればいいと思っています」

売上規模を拡大するために組織化することも考えられますが、当面組織化はせず、これまで通り個人経営を継続する方針です。ここに越阪部さんらしい「お客様からの信頼を大切にする」というこだわりがあります。

組織化すると自分がすべてを把握することができなくなり、サービス品質が担保できなくなるリスクがあります。自分は無理に売上規模の拡大を図るのではなく、高い品質のサービスを提供してお客様からの信頼を維持することに注力していきたいです」

5.2 競合に負けない自信の根拠

年商目標達成の先に見据える将来の目標は「業界で第一人者になること」。「30代前半で財務支援の分野で本を出版したい。本を出版する実績作り自体も目的の1つですが、財務コンサルタントとしての認知度を高めて、この分野で第一人者になることが目標です」

銀行出身者や大手コンサルタントなど競合がたくさんいる中で第一人者になることは大変ですが、この分野で財務知識や業務経験以上に大切なスキルは「コミュニケーション力」だといいます。

「お客様である経営者は、こちらが提案することを最初からやりましょうとは言ってくれない。経営者とコミュニケーションをとってお互い腹落ち感を持って答えを導き出す、一緒に答えを作っていく作業が必要なんです」

「コミュニケーション力」では競合にも負けない自信を掴んだからこそ「業界で第一人者になる」という高い目標を掲げることができるはずです。

越阪部さんの著書を書店で見かけるようになり、業界第一人者としてテレビなどのメディアにも登場する日が今から楽しみです。

文:古野誠治(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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