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税理士の集客は売り込み不要|顧問先が増える4つの経路

税理士の営業は苦手でいい|顧問先が増える3つのコツ

顧問先を増やしたい。でも、頭を下げて自分を売り込む姿は、どうしても税理士という仕事と結びつかない。そう感じたまま動けずにいる方は、決して少なくありません。

答えを先に言います。税理士の集客で必要なのは、売り込む力ではありません。必要なのは、会う前に「この先生にお願いしたい」と思ってもらう設計です。ここが決まっていれば、面談は「説得の場」ではなく「確認の場」に変わります。集客と営業は別々の作業ではなく、会う前と会ってからの違いにすぎません。

この記事では、先生業(士業・コンサルタント・コーチ・講師など)の集客・営業支援を専門としてきた志師塾が、税理士の集客と営業を楽にする3つのコツを解説します。多くの税理士が空回りしてしまう構造、強みとポジショニングの決め方、キャラクターが伝わる言葉のつくり方、オンライン営業の使いこなし方に加えて、顧問先が増える4つの集客経路まで、取り組む順番のとおりに並べました。

読み終えるころには、飛び込みやテレアポに頼らずに顧問先を増やすために、明日から何に手を付ければよいかが見えているはずです。まずは、税理士の集客がなぜ空回りしやすいのか。その構造から確認しましょう。

1. 税理士の集客・営業がうまくいかない3つの理由

うまくいかない原因を、人柄や話し下手のせいにしていませんか。多くの場合、原因は個人の資質ではなく、税理士という仕事が持つ構造にあります。ここを知らないまま動くと、努力がそのまま空回りします。

1.1 「実直に仕事をしていれば顧客は増える」が通じなくなった

「良い仕事を積み重ねれば、そのうち顧客は増えていく」。多くの税理士が、この前提で開業します。営業そのものは税理士の仕事の本質ではない、という感覚があるからです。その感覚自体は間違っていません。

ただ、黙っていて仕事が自動的にやってくることはありません。相手があなたの信頼性を感じ取れなければ、依頼までは届かないのです。逆に言えば、信頼性さえ伝われば発注される可能性は大きく高まります。だからこそ、自分を適切に伝える手立てが要ります。

1.2 飛び込みや売り込みは、税理士の仕事と相性が悪い

営業トークに自信があり、飛び込みもいとわないという方もいるでしょう。それでも、いずれ非効率さに気づくはずです。税理士は目に見えるモノを売る仕事ではありません。「私は能力が高いのでお任せください」と口で言っても、相手にはほとんど届かないのです。

加えて、税理士は経営者から「先生」と呼ばれる立場です。その先生が平身低頭で売り込みに来たら、相手はどう感じるでしょう。頼りたい気持ちは、むしろ冷めてしまいます。売り込むほど信頼が減る。この逆転が、税理士の集客を難しくしています。

1.3 違いが伝わらなければ、顧問料は安さで比べられる

記帳代行や申告業務は、どの税理士に頼んでも成果物が似て見えます。中身の差が分からなければ、比べる物差しは料金しか残りません。クラウド会計の普及で「自社でもある程度できる」範囲が広がったぶん、この傾向はさらに強まりました。

反面、資金繰りの相談、事業承継、節税の設計といった相談業務は、答えが会社ごとに違います。ここは専門性で選ばれる領域であり、価格競争から距離を置ける場所です。どちらの土俵で戦うかを決めることが、税理士の集客の最初の分かれ道になります。

税理士の営業がうまくいかない3つの理由

1.4 前提:税理士の集客は「新規開拓」ではなく「乗り換え」の市場

ここで、他の士業との決定的な違いを押さえておきましょう。すでに事業をしている会社のほとんどには、税理士がついています。つまり、あなたが出会う相手の多くは「税理士を探している人」ではなく、「いまの先生に、言えない不満を抱えている人」です。

この違いは、打ち手をまるごと変えます。まだ誰にも頼んでいない人を探すゲームなら、認知を広げれば足ります。乗り換えのゲームでは、そうはいきません。相手は不満を口に出しませんし、代えるのは面倒だと感じている。動くのは、その面倒さを上回る理由ができた瞬間だけです。

そして、よく聞かれる不満は驚くほど決まっています。「聞いても数字の説明しか返ってこない」「相談したいことがあっても、忙しそうで言い出せない」「返事が遅い」「節税の提案が向こうから出てこない」。どれも記帳や申告の品質の話ではありません。不満の中身は、ほとんどが「相談できるかどうか」に集まります

だとすれば、あなたが発信で語るべきことも決まってくるでしょう。「正確な申告をします」ではなく、「こういうことを一緒に考えます」。乗り換えを迷っている経営者は、自分がうまく言えずにいた不満を代わりに言語化してくれた先生を見つけたとき、はじめて動き出します。

1.5 すべての対面が、すでに営業の場になっている

では、税理士はどう営業すればよいのでしょうか。出発点は、考え方の切り替えです。日常で接するすべての人が、あなたの潜在顧客であり、その紹介者でもあります。つまり、すべての対面が、すでに営業の場になっているのです。

そう捉えると、営業は特別な時間ではなくなります。名刺交換の一言、勉強会での質問、日々の返信の速さ。ふるまいの一つひとつが「この先生はどんな人か」という判断材料になっている。売り込む時間をつくるのではなく、普段のふるまいが自然に営業になる状態をつくる。ここから、税理士の営業は組み立て直せます。

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2. 税理士の集客のコツ1:強みとポジショニングをはっきり伝える

ここからが本題です。最初のコツは、あなたの強みを相手が分かる形で示すこと。日本全国に税理士はたくさんいますが、あなたは一人しかいません。その一人であることを、相手に伝わる言葉にしていきます。

2.1 「税理士の○○です」では記憶に残らない

あなたは、自分がどのような税理士かを一言で言い表せますか。「税理士の○○です」という名乗りは正確ですが、相手の記憶には残りません。大勢いる税理士の一人として処理され、名刺はファイルの中で眠ります。

企業税制が得意なのか、節税の設計が強いのか。それとも数字を通じた経営アドバイスまで踏み込めるのか。税理士がカバーする職域の中で、あなたの売りとなる分野を相手に知ってもらう。それができたとき、はじめてあなたは唯一無二の存在になります。そのためには自己分析が欠かせません。ここが、集客を成功させる戦略の土台です。

2.2 「誰の・どんな税務の悩みを・どう解決するか」で言い切る

ポジショニングは、難しく考える必要はありません。「誰の」「どんな税務・経営の悩みを」「どう解決する」税理士なのか。この3つを言い切れれば、あなたの輪郭は浮かび上がります。「建設業の資金繰りに強い税理士」「創業期の会社の数字づくりに伴走する税理士」といった一言(あくまで例です)なら、相談したい相手の顔がすぐ浮かびます。

絞り方の軸は、業種、会社の規模、テーマ(資金繰り・事業承継・創業支援・国際税務など)とさまざま。決め方に迷ったら、いまの顧問先を一覧にして、業種と規模と相談内容で並べ替えてみてください。すでに偏りがあるはずです。その偏りは、あなたが自然に選ばれてきた場所を示しています。ゼロから理想を考えるより、実績のある場所を言葉にするほうが早く、しかも説得力があります。

「絞ると仕事が減るのでは」という不安は自然なものです。実際は逆になります。絞るからこそ思い出してもらえる。「なんでもやります」は、相手の記憶の中では「何の専門家でもない」と同じ扱いになってしまいます。

2.3 目指すのは「税務のことなら、あの先生」という第一想起

ポジショニングのゴールは、見込み客の頭の中で「うちの数字のことなら、あの先生」と最初に思い出される状態(第一想起)をつくることです。紹介も口コミも、この第一想起から生まれます。経営者仲間の集まりで「税理士を替えようと思っていて」という話が出た瞬間に、あなたの名前が挙がるかどうか。勝負どころは、ここにあります。

志師塾では、ホームページやSNSといった道具に手を付ける前に、まずこの設計を固める「ポジショニング先行」の考え方を大切にしています。道具は、選ばれる理由が決まってはじめて力を発揮するもの。実際にこの順番で顧問先を増やした税理士の取り組みは、税理士の成功事例インタビューで確認できます。

選ばれる税理士になる3ステップ

3. 税理士の集客のコツ2:キャラクターが伝わる言葉で表現する

強みが決まったら、次はそれを伝える言葉です。伝えたいことを伝えるには、適切な表現が要ります。ここを飛ばすと、せっかく絞ったポジショニングが相手に届きません。

3.1 まず「どんな税理士になりたいか」を決める

言葉づくりの前に、あなたがどのような税理士になりたいのかというビジョンをはっきりさせてください。個人事業主ではなく法人をお客様にしたいのに、「すべてお任せください」と自己紹介していては、キャラクターは伝わりません。誰に向けた仕事をしたいのか。そこが決まると、使う言葉は自然に絞られていきます。

3.2 「なんでもできます」より「製造業に特化した税務管理」

言葉の力は、具体性で決まります。「なんでもできます」と伝えるより、「製造業に特化した税務管理で、貴社の経営課題を数字から浮き彫りにし、解決策までご提示します」と伝えたほうが、あなたのキャラクターは一瞬で伝わります。前者は誰の記憶にも残らず、後者は製造業の経営者の記憶に残る。この差が、半年後の紹介の数を変えます。

相手を主語にするのも大切です。経歴の羅列は、聞き手にとってそれほど興味のある情報ではありません。興味を持ってもらえるのは「自分に関係がある」と感じた話だけ。誰のどんな悩みを解決してきたか、依頼すると何が良くなるのか。相手の得になる形へ組み替えてください。

3.3 自己紹介は「口コミの原稿」として働く

磨いた言葉は、どの接点でも同じキーワードで使い続けます。名刺、ホームページ、SNS、セミナー、雑談。接点ごとに名乗りが違う人は、何の専門家か覚えてもらえません。言っていることとやっていることが食い違う人が信頼されないのと同じで、言葉の一貫性はそのまま信頼の土台になります。

同じ言葉で語られ続けるからこそ、あなたの自己紹介は誰かの「口コミの原稿」として働き始めるでしょう。紹介者は、あなたが言っていた一言をそのまま使って別の経営者に伝えます。覚えやすい一言を渡しておくことが、紹介の量を決めるのです。

3.4 「高くても選ばれる理由」を先に言葉にする

顧問料は、あなたが提供する価値の値札です。「安いから選ばれる」のではなく「この先生だからお願いしたい」と思われる理由を、営業を始める前に言葉として用意しておきましょう。理由が先にあれば、価格は自分で決められるものになります。値引き交渉が始まってから巻き返そうとしても、その場で打てる手はほとんど残っていません。

言葉にするときのコツは、作業ではなく「防げること」を語ることです。「毎月の記帳と試算表の作成をします」は作業の説明。「決算が終わってから慌てる状態をなくします」「銀行に出す数字を、先に一緒に整えます」は、防げることの説明です。顧問料は作業量ではなく、避けられる損失と手に入る安心に対して払われます。この言い換えができると、値引きの話は驚くほど出なくなります。

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4. 税理士の集客のコツ3:オンライン営業を使いこなす

オンラインでの商談は、いまや当たり前の選択肢になりました。移動時間がゼロになるぶん活動量を増やせて、商圏も全国に広がります。Zoomなどのオンライン会議ツールで見込み客とどう向き合うか。ここを押さえられるかどうかで、成約率は変わってきます。

この内容を動画で確認したい方は次のYouTubeを、文章で読みたい方はこのまま読み進めてください(動画時間:8分39秒)。

4.1 オンライン営業のメリットと注意点

オンライン営業の利点は、大きく2つあります。ひとつは、会うハードルが下がること。移動が要らないぶん、相手も時間をつくりやすく、アポイントが取りやすくなります。もうひとつは、距離感が近くなること。1対1の閉じた場になるので、話しやすい雰囲気をつくりやすいのです。

注意点もあります。対面よりも信頼関係を築きにくいことです。原因は、五感で伝わる情報が減ってしまうため。声の張り、間の取り方、資料の見せ方といった伝わり方の工夫が、対面のとき以上に効いてきます。

4.2 オンライン営業を成功させる3つのポイント

減った情報を補うために、次の3つを意識してください。

ポイント やること 理由
はっきり話す メリハリのある声で、電話に近いイメージで話す 画面が近いと囁くように話しがちで聞き取りにくい
大きなジェスチャー うなずきや手の動きを少し大げさにする 画面越しでは相手の動きが小さく見える
少し離れて目線を合わせる パソコンから距離を取って座る 近すぎるとカメラと視線がずれ、目が合わない印象になる

3つ目の目線は、見落とされがちなところです。画面の中の相手の表情を見ていると、相手からはカメラより下を見ているように映ります。パソコンから少し距離を取るだけで、表情を見ながらでもカメラを見ている視線に近づき、印象がぐっと良くなります。

4.3 チャット機能で「一貫性の法則」を味方につける

ツールによりますが、オンライン営業ではチャット機能で相手の発言をその場でメモし、共有できます。見込み客が話した大事なキーワードを書き留め、面談の途中で振り返る。すると、人には自分の言葉と行動を一致させたくなる「一貫性の法則」が働き、話が前に進みやすくなります。

売り込む代わりに、相手の言葉を返す。これがオンライン営業の勘所です。チャットは、そのための道具として上手に使ってください。

5. 税理士の集客を「仕組み」に変える4つの経路

3つのコツを実践できたら、仕上げは仕組み化です。集客を「毎回がんばるもの」から「勝手に回るもの」へ変えていきます。税理士が顧問先と出会う経路は、大きく4つ。どれも今日から手を付けられます。

5.1 集客のスイッチは「節目」に入る

4つの経路に入る前に、タイミングの話をします。1.4で見たとおり、経営者は不満があっても日常の中では動きません。乗り換えのスイッチが入るのは、会社に節目が来たときです。決算期の前後。融資や補助金の申請。相続や事業承継の話が出たとき。税務調査の連絡が届いたとき。人を雇い始めたとき。法人成りを考え始めたとき。

この一覧は、そのまま発信テーマの一覧になります。節目に検索される言葉で、あなたの記事や事務所ページが見つかる状態をつくる。これが税理士の集客の中心です。「税理士 選び方」のような広い言葉を追いかけるより、「決算前に確認しておくこと」「税務調査の連絡が来たら」といった節目の言葉のほうが、相手はずっと近い場所にいます。

やり方はシンプルです。この1年で顧問先や相談者から実際に受けた質問を、思い出せるだけ書き出す。その中から節目に関わるものを選ぶ。1つの質問につき1本、答えを記事にする。ネタ出しに悩む必要はありません。材料はすでに、全部あなたの手元にあります。

5.2 経路1:紹介を「お願い」から「仕組み」へ

紹介は、税理士の集客でいまも主力です。ただ、「良い会社があったら紹介してください」というお願いだけでは安定しません。紹介する側は、あなたを褒めたいわけではなく、自分の知り合いに恥をかかせたくないだけ。だから紹介は、渡す言葉が具体的なときにしか動きません

渡すべきものは3つあります。どんな会社の役に立てるか。どんな場面で声をかけてほしいか。そして、紹介者がそのまま使える一言。「建設業で、資金繰りの相談ができる税理士を探している人がいたら声をかけてください」。ここまで具体的なら、紹介者は自分の記憶から該当者を探せます。「良いお客様がいたら」では、探しようがありません。

種をまく相手も設計しましょう。社労士、司法書士、中小企業診断士、金融機関や保険の担当者。経営者と日常的に接していて、税務の相談を受けても自分では答えられない人たちです。「税金の話が出たら渡せる先」として覚えられていれば、紹介は自然に流れ込みます

5.3 経路2:Webで、会う前に信頼を渡す

専門分野の記事を書きため、事務所ページで人柄と考え方を伝える。それだけで、初対面の面談は「検討の場」から「確認の場」に変わります。会う前に価値が届いていれば、その場で説得する必要がなくなるからです。

事務所ページで見落とされがちなのが、料金の扱いです。金額を一切載せないページは、問い合わせの前に閉じられます。経営者は、見当のつかない相手に連絡する時間を持っていません。すべてを開示しなくて構いませんから、目安の範囲と、そこに何が含まれるかだけは書いてください。価格を隠しても比べられなくなるわけではなく、候補から静かに外れるだけです。発信の型は税理士のブログ集客の記事で詳しく解説しています。

5.4 経路3:セミナーで「比べられる場」を自分でつくり直す

相見積もりの土俵に乗ると、判断材料は料金表だけになります。セミナーは、その土俵を自分でつくり直す手段です。90分あなたの話を聞いた相手は、考え方と人柄を知ったうえで検討に入ります。もう料金表の比較ではありません。

テーマは、5.1で書き出した節目の質問から選べば外れません。「決算前にやっておくこと」「はじめての融資、銀行が見ているところ」「親から会社を引き継ぐ前に決めること」。人数は多くなくて構いません。5人の経営者と深く話せる会のほうが、50人に一方的に話す会より顧問契約にずっと近い場所にあります。組み立て方は税理士のセミナー集客の記事で解説しています。

5.5 経路4:いまの顧問先を、いちばん確かな集客経路にする

見落とされやすいのが、すでに契約している顧問先です。新規を1件取る労力と、いまの顧問先との関係を一段深める労力を比べれば、後者のほうがずっと軽い。しかも顧問先は、あなたの仕事ぶりを実際に知っている唯一の紹介者でもあります。

やることは2つです。ひとつは、月次の訪問で数字の報告だけして帰らないこと。「最近、困っていることはありませんか」と一度聞くだけで、相続や採用や設備投資の話が出てきます。もうひとつは、5.2で用意した「紹介者が使える一言」を、顧問先にも渡しておくこと。あなたが何の専門家として覚えられているかは、いちばん近い人にほど伝わっていないものです。

5.6 スポットで終わらせず、顧問の関係に育てる

単発の申告や相談で関係が終われば、毎月ゼロから集客をやり直すことになります。顧問の価値は、作業量ではなく「何かあったらすぐ相談できる」「問題が起きる前に手を打ってもらえる」という安心にあります。作業の対価として説明すると、「今月は何も頼んでいないから」と減額の話になりがちです。安心の対価として伝えられたとき、顧問料は守られます

そのために効くのが、頼まれていないことを月に1つ渡す習慣です。業界の制度変更の要点。同業他社が最近つまずいている論点。来期に効いてくる数字の兆し。どれも大した手間ではありません。ただ、こちらから渡すものが毎月ひとつあるだけで、顧問料の意味は「作業への支払い」から「先回りしてもらえる関係への支払い」へ変わっていきます。

5.7 AIで作業を減らし、対話の時間を増やす

定型の入力や資料の下書きは、AIで大きく時短できます。浮いた時間を経営者との対話に回せば、相談業務の質そのものが上がる。ここは分業の考え方が大事なところです。作業と下書きはAIに、判断と対話は人に。1.4で見たとおり、乗り換えの理由はほとんどが「相談できるかどうか」でした。だとすれば、時間を空けて対話に回すことが、そのまま集客の打ち手になります。税理士ならではの取り入れ方は、税理士のAI活用の記事で紹介しています。

税理士が戦う土俵の選び方

6. まとめ:税理士の集客は「選ばれる理由づくり」から

税理士の集客と営業のポイントを、3つのコツに絞ってお伝えしました。

  • 売り込み型の営業は捨てる。すべての対面が営業の場だと捉え直す
  • コツ1、強みとポジショニングを「誰の・どんな悩みを・どう解決するか」で言い切る
  • コツ2、キャラクターが伝わる言葉に磨き、どの接点でも同じ言葉を使う
  • コツ3、オンライン営業では声・動き・目線で情報の目減りを補う
  • 仕組み化は4つの経路で。紹介・Web・セミナー・いまの顧問先

そして忘れてはいけないのが、税理士の集客が「乗り換え」の市場だということ。相手が動くのは節目のときだけです。

明日からの一歩として、この3つを試してみてください。ひとつ、いまの顧問先を業種と相談内容で並べ替えて、自分の偏りを確かめる。ふたつ、この1年で受けた質問を思い出せるだけ書き出す。みっつ、紹介者にそのまま使ってもらえる一言を、紙に1行だけ書いてみる。どれも今日始めれば、今週のうちに終わります。

もし、売り込みではなく「お願いされる集客」で顧問先を増やしたいなら、志師塾の無料セミナーで最初の一歩を踏み出してみてください。

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