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【卒業生インタビュー】旅行業と結婚相談事業の両輪にて幸せ作りをサポート~最短3か月スマート成婚サービスを提供する山口寿史さん~

山口寿史さんは、旅行会社である株式会社チックトラベルセンターの代表取締役を務めています。

新型コロナウイルス感染症の影響により、海外への渡航が途絶えてしまい、旅行業界は大打撃を受けました。山口さんは経営者として悩み抜いた末に、「メオット結婚相談サポート」として、結婚相談事業を新たに開始されました。

山口さんが、旅行業界に入られたきっかけ、結婚相談事業を始められた経緯、志師塾で学んだことや業務に活かしていることなどを紹介していきます。

1.海外への夢を追い求めた学生時代

1.1 海外への憧れ

旅行会社を経営する山口さんですが、小学生の時から海外に対して漠然とした憧れを持っていました。そのきっかけは、小学校の先生がベイルートの日本人学校に赴任されたことでした。

当時、小学生であった山口さんはベイルートという地名を初めて聞きました。自分の身近な先生が、ベイルートという全く知らない海外の地に行くことに、子供ながらに大きな衝撃を受けました。これから、山口さんは世界地図を良く見るようになり、自分の知らない国がたくさんあることを知りました。

「世界には自分の知らない世界が広がっている」

この出来事が、山口さんが海外に対して憧れを持つようになったきっかけでした。

また、山口さんは小学生の卒業文集に「将来は外交官になりたい」と書いています。小学生であった山口さんは、外交官という職業について具体的に知っていた訳ではありません。

ただ、「世界を飛び回ることが出来る職業は何か?」と考えた結果、外交官になりたいと思ったそうです。

1.2 夢を追い求め海外へ

海外に対して漠然とした憧れを持っていた山口少年も、歳月を重ね大学生になりました。

普通の大学生活を送っていた山口さんですが、大学の先輩からワーキングホリデーの話を聞いた時から、「海外への憧れ」から「海外で暮らしてみたい」という夢に変わりました。

海外で暮らすという夢が抑えられなくなり、山口さんは大学を中退してオーストラリアに飛び立ちます。当時オーストラリアには、ハネムーンとして多くの日本人観光客が訪れていたことから、山口さんはオーストラリアの旅行会社に勤めました。

そして、25歳の時に現地で知り合った日本人の方と結婚。オーストラリアの旅行会社に3年11ヶ月勤務後に日本に帰国し、現在代表を務める株式会社チックトラベルセンターに入社しました。

2.海外を飛び回る日々

2.1 大手旅行会社との差別化

山口さんは、株式会社チックトラベルセンターに就職後、海外を中心に旅行ツアーで飛び回る日々を過ごしました。そして2009年、山口さんが45歳の時に代表取締役に就任します。

競合である大手旅行会社はパッケージツアーを中心に取り扱っています。しかし、山口さんが経営する旅行会社では、大手旅行会社が企画するパッケージツアーとは一味違ったツアーに力を入れています。

①異文化交流体験ツアー

一つ目は、小中学生の子供たちを海外に連れていき、国際交流体験や異文化交流を行うツアーです。ツアーの内容は、英語圏であるオーストラリア、アメリカ、カナダなどに行き、ホームステイや現地の学校との交流を図るものです。

このツアーに参加された方は、「日本語があまり通じない」「現地の方と考え方が違う」などの戸惑いや苦労を体験することになります。これは、現地の人と直接触れ合うことにより、世界には自分とは違う考え方や行動が違う人がいることを若いうちに体感して欲しいという思いから企画されたものです。

「現地の人と直接触れ合う醍醐味は単に観光をするだけでは味わえない魅力です」と山口さんは話してくれました。

②「ハートTOハート」ツアー

二つ目は、ハートTOハートというツアーで、障がいのある方やご高齢の方が安心して旅行に行けるお手伝いをするものです。このツアーは「旅行が好きだったけれども、体が不自由になってしまった」「一緒に行く家族に迷惑がかかる」などの理由で旅行を諦めていた方に支持され、25年間続いています。

このツアーに参加された旅行者からは、「好きだった旅行に再び行くことができた」など喜びの声をいただく事が多いそうです。

山口さんは「前向きな心の変化を目の当たりにすることは、旅行会社という仕事の醍醐味だと感じています」と話してくれました。

山口寿史さんの卒業生インタビュー記事2

2.2 新型コロナウイルス感染症の猛威

さまざまなツアーがお客様から好評をいただき、会社の業績は順調に推移していました。しかし、突然「新型コロナウイルス感染症」という当時未知であったウイルスの猛威に晒されることになります。

山口さんが経営する旅行会社は、海外向けツアーを中心に取扱いしていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、海外との行き来は全く出来なくなりました。

「まさに全ての時が止まりました」山口さんは当時のことをこのように話してくれました。

今までにも東日本大震災のような自然災害やリーマンショックなどの脅威はありましたが、その都度乗り越えてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症は全世界を巻き込んで起こったものであり、これほど衝撃が大きかった出来事は過去にありませんでした。

3.結婚相談事業への挑戦

3.1 海外旅行が止まった世界にて

新型コロナウイルスにより、海外に行くことが出来ない環境になり、山口さんは社長として悩み苦しむ日々が続きました。

「旅行業界は幸せ産業である」と山口さんは話します。自然災害やテロなどが起こった際に、真っ先に止まってしまうのが旅行業界の特徴です。

旅行という職業は好きな仕事ですが、経営という視点から見れば不安定要素が常に付きまといます。山口さんは、経営者として旅行業以外のことにもチャレンジしてみたいという気持ちは心の中にありましたが、実現するまでには至りませんでした。

しかし、新型コロナウイルスウイルス感染症により、海外旅行の仕事が無くなり2年が経ちました。仕事がしたくても出来ない日々。山口さんは社長として悩み続けました。

そして、山口さんは悩み続けた末にある決断を下します。それは、「結婚相談事業を立ち上げる」ことでした。

3.2 なぜ結婚相談事業を選んだのか

旅行会社の場合は、旅行から戻ってきたらお客様とは一度区切りがつきます。旅行以外の仕事をする場合には、「お客様と長く繋がれる仕事をしたい」と思っていました。そこで選んだ仕事が「結婚相談事業」でした。

結婚相談事業と旅行会社は全く関連が無いように思えます。しかし、「お客様の要望を聴き、お客様のやりたいことを形にしていく」ことは共通しています。

旅行会社は、旅行プランをお客様と一緒に創り上げる仕事です。それに対して結婚相談事業は、会員様一人一人の「婚活に向けた思い」をしっかり聴き、結婚に至るまでしっかりサポートする仕事です。どちらの事業においても、長年培ってきた「お客様のご要望をじっくり聴く力」が重要になります。

結婚相談事業については、「結婚相談所」ではなく「株式会社チックトラベルセンター・メオット事業部」と位置付けています。これは、単に結婚相手を探すというだけに留まらず、会員様の一生と共に歩む「ライフサポート事業」と考えています。

ちなみに「メオット」は「夫婦」をもとに名付けられたそうです。

3.3 最短3ヶ月スマート成婚サポート

山口さんの運営する会社では「最短3ヶ月スマート成婚サポート」というサービスを一番の売りにしています。

これは、実際に男女が出会った日から成婚に至るまでの期間を「最短3ヶ月」としているからです。通常結婚に至るまでは時間がかかるイメージがありますが、実際に3ヶ月で成婚に至るカップルもいるそうです。

よく「出会いさえあれば、結婚できるのに」という声を聞くことがあるかもしれません。しかし、山口さんはこのように話してくれました。

出会ってからの方が大変なことが多いです。最短3ヶ月スマート成婚サポートというサービスの仕組みはありますが、それだけでは実際に3ヶ月で成婚することは難しいです。仕組みに加えて、我々のサポートがあって初めて成り立つサービスだと思っています」

スポーツクラブなどの会員サービスの場合、一日でも長く会員でいてもらうことが目的です。しかし、メオット結婚サポートでは成婚して、一日でも早く退会してもらうことを願っています。それは、成婚し退会することは、「会員様に幸せが訪れる」ことを意味するからです。

これからも、会員様の成婚を支える山口さんのサポートは続いていきます。

山口寿史さんの卒業生インタビュー記事3

代表取締役である山口さん(左)メインカウンセラーの加藤さん(右)

4.志師塾との出会い

4.1 志師塾に入ったきっかけ

今では結婚相談事業も軌道に乗っていますが、サービス開始当初は集客に苦労したそうです。

志師塾との出会いは「Web集客」についての講座をFacebook広告で見かけたこと。山口さんは普段であれば、Facebook広告などから講座の申込はしないと決めているそうです。

しかし、当時は集客に悩んでいたので、「とにかくやってみよう」と前向きな気持ちで志師塾の無料セミナーに申込をしました。無料セミナーを受講した後に、「先生ビジネス開発講座」を受講することを決め志師塾の門を叩きました。

4.2 志師塾での学び

志師塾には、もともと「集客を増やしたい」という目的で講座を受講しました。しかし、「ビジネス自体がしっかりしていないと、決して集客には繋がらない」ということを教わり、衝撃を受けました。

そもそも、結婚相談事業を始めたばかりで、ビジネス自体がしっかり固まっていない事に気づかされました。そこからは、「結婚相談」というビジネスに向かいあう日々が始まります。

「自分はどういうサービスを提供したいのか」「お客様は何を望まれているのか」などのビジネスの内面の深いところまで、自問自答しながらビジネスプランをブラッシュアップしていきました。

ビジネスプランが固まった後は、「自分のビジネスをどう伝えるのか?」「どのように広めていくか?」など集客について学びました。

事業開始の際に、ホームページを作成しましたが、どのように集客に繋げれば良いか全く分からない状態でした。

山口さんは「志師塾でマーケティングについて基礎から学ぶことが出来たことが非常に良かったです。これにより、講座終了後も常にマーケティングを意識しながら行動することが出来ました」と話してくれました。

4.3 仲間とのつながり

志師塾の講座は、コロナ禍ではありましたが、リアル開催され同期の仲間と共に学びました。

受講生の方はみんな「事業を始めたばかりの方」「これから事業を始める方」であり、自分のビジネスを手探りしている方ばかりでした。つまり、「事業をこれから成功させたい」「事業を軌道に乗せたい」という気持ちは一緒であり、直ぐに受講生同士の絆は深まりました。

そして、参加されている受講生の方は、スタートアップ企業支援を中心に行う社会保険労務士、マーケティング支援を行うコンサルタント、新規事業のコンセプト作りを支援される専門家と異業種の方が集まりました。

普段では出会えないような異業種の方と出会えることも、志師塾の魅力だと感じています。志師塾を卒業した現在でも、同期生との交流は続いており、ビジネスをしていく上で心の支えになっています。また、既に志師塾の講座を受講されたOBの方とも繋がりが持てるなど、人脈はとても広がったと感じています」と山口さんは話してくれました。

5.今後について

5.1 メオット村1,000人計画

今後は、メオット結婚相談センターを利用して成婚された卒業生とのつながりを深めていきたいと思っています。そこで、山口さんは「メオット村1,000人計画」というプロジェクトを立ち上げました。

これは「メオット村」というバーチャルのコミュニティを作り、メオット結婚相談センターで成婚されたカップルをメオット村の住人としてお迎えします。お二人の子供様が出来たら、メオット村の住人が増えていきます。

バーチャルなコミュニティですが、成婚後もメオットで結ばれた方同士が繋がりを持てる「新たな出会いの場」に育てていきたいと思っています。

5.2 アフターコロナにおける旅行事業

コロナウイルス感染者数も減少しており、海外旅行者の受入再開も始まりました。これからは海外への渡航も徐々に始まり、2年間稼働出来なかった旅行事業も動き出すことが期待されます。

現在は大リーグの大谷翔平選手などの活躍で、子供のうちから海外に目が向くようになっています。しかし、実際に海外に行き、現地の方と直接触れ合うことで得られる経験は本当に貴重な財産となります。是非、異文化交流体験ツアーを再開し、若い方に体験して欲しいと感じています。

また、結婚相談事業で成婚されたカップルの方に、プライベートハネムーンとして利用していただくなど、お客様の常に近くにいる存在になりたいです。

5.3 志師塾での学びを更に活かしていく

志師塾では、さまざまなことを学ぶことができ、現在の事業の礎となっています。今後、更にビジネスを加速するためにも、志師塾での学びを活かしていこうと思っています。

特に、会員様へのサービスの幅を広げるためにも、異業種の方と積極的に関わってサービス提供を行う「ジョイントベンチャー」という考え方を取り入れることが課題であると感じています。

現在、結婚相談事業では会員様とのカウンセリングの中で、様々なサポートを行っています。その内容は「結婚準備を円滑に進める方法」「将来設計について」「プロポーズの仕方」など多岐に渡ります。

今後は異業種の方との連携を図り、「簡単・時短料理セミナー」「愛されメイクレッスン」「エンジェル美骨ボディメイクレッスン」などのセミナー・レッスンを展開していきたいと思っています。

なぜなら婚活を「結婚相手を探す場」として捉えるのではなく、「自分磨きの場所」と考えているからです。

5.4 最後に

山口さんは、「旅行業、結婚相談事業ともに幸せ探しという想いを持って、旅と人のサポートをしています」と話してくれました。

志師塾で学んだビジネスについての考え方や集客方法を活かして、山口さんの「幸せ探しの旅」は続いていきます。

今後、「メオット村の住人が広がっていき、喜びを共有している山口さんの姿」が目に浮かびます。

文:髙岡健司(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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