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講師のブログ集客|依頼される4つの要素

講師のブログ集客|依頼される4つの要素

ブログは書き続けているのに、登壇の依頼も問い合わせも増えない。研修講師・セミナー講師として活動していて、そんな手応えのなさを抱えている方は少なくありません。更新の時間はきちんと取っているのに、何も動かない。その原因は文章のうまさではなく、「誰が読んで、何を確かめているのか」を決めないまま書いていることにあります。

この記事では、先生業(士業・コンサルタント・コーチ・講師など)の集客・営業支援を専門としてきた志師塾が、講師のブログ集客を登壇依頼につなげる考え方と手順を解説します。企業の研修担当者や主催者がブログで何を見ているのか、記事に何を書いて何を書かないのか、ブログ・SNS・ホームページをどう組み合わせるのか。単発の登壇をリピートと継続契約へ育てる設計まで、取り組む順番のとおりに並べました。

読み終えるころには、次の1本に何を書けばいいかが決まっているはずです。まずは、講師のブログを読んでいる相手が誰なのか。そこから確認していきましょう。

1. 講師のブログ集客は「申し込む人」より「依頼する人」に効く

講師のブログ集客と聞くと、多くの方は「記事を読んだ個人が、セミナーに申し込んでくれる」という絵を思い描きます。その道筋もあります。ただ、講師業の売上を支えているのは、たいていもう一本の別のルートです。

1.1 講師の仕事には、性質の違う2種類の相手がいる

ひとつは、自分で開催するセミナーや講座に個人が申し込むルート。もうひとつが、企業の人事・研修担当者、商工会議所や業界団体、行政の産業支援窓口、イベントや大会の主催者が「登壇を依頼する」ルートです。後者は1件あたりの金額が大きく、同じ主催者から翌年も声がかかりやすい。講師業の土台になりやすいのは、こちらの発注構造のほうです。

この2つは、決め方がまるで違います。個人は「面白そう」「役に立ちそう」で申し込めます。組織の担当者はそうはいきません。予算を通し、上司に説明し、当日の受講者の満足に責任を持つ立場だからです。依頼する側は、あなたに賭けるリスクを背負っています

1.2 発注者は、決める前にあなたの名前を検索している

紹介や過去の登壇の噂で候補に挙がったあと、担当者はほぼ必ず名前で検索します。そこに出てくるのが、プロフィールページと、あなたが書いてきた記事です。検索しても何も出てこない講師と、テーマについて考え抜いた記事が並んでいる講師。経歴が同じでも、社内で通しやすいのは後者でしょう。

ここが、講師のブログ集客の出発点です。ブログは、不安を抱えて調べにきた発注者を迎える場所だと考えてください。集めるのではなく、確かめにきた人に応える。役割をそう置き換えるだけで、書く中身は変わります。

1.3 プロフィールでは伝わらないものを、文章は伝える

経歴、保有資格、登壇テーマの一覧。この3点はどの講師のプロフィールにも並んでいて、正直なところ差がつきません。差が出るのは、その人が現場で何を見て、何を考え、受講者にどう向き合っているかという部分です。そこは箇条書きでは表現できず、文章でしか届きません。

だからブログは、講師にとって「登壇前の試食」にあたります。読んだ人が講義の空気を想像できれば、依頼のハードルは一段下がる。営業活動そのものの組み立て方は講師の営業の記事で解説していますが、ブログはその営業を、会う前から静かに進めてくれる装置です。

講師のブログを読む2種類の相手

2. 講師のブログで発注者が確かめている4つのこと

では、研修担当者や主催者は記事の何を見ているのでしょうか。細かく分ければきりがありませんが、判断を左右するのは次の4つに集約されます。この4つを文章で先出しできているかどうかが、講師のブログ集客の成否を分けます。

2.1 テーマの専門性:「誰に・何を教える講師か」

最初に見られるのは、専門の輪郭です。「コミュニケーション研修もリーダー研修もハラスメント研修も承ります」という並べ方は、担当者の目には「何の専門家でもない人」と映りやすくなります。逆に「製造業の中間管理職に、部下の育成を教える講師」と言い切れていれば、自社に当てはまるかどうかを一瞬で判断してもらえます。

志師塾が道具より先にポジショニングを固めるようお伝えしているのは、この判断が最初の数秒で起きるからです。絞るから外れるのではなく、絞るから思い出してもらえる。記事のテーマも、この輪郭に沿ってそろえていきましょう。

2.2 受講者の変化:研修が終わったあと、何が変わるのか

発注者が買っているのは講義そのものではなく、受講者の変化です。「明日から何ができるようになるのか」「職場に戻って何が変わるのか」。ここが曖昧な講師には、予算を出す理由が立ちません。記事の中で、到達点を言葉にしておいてください。

書き方は難しくありません。研修後に受講者から出てきた言葉、翌月に現場で起きた小さな変化、逆に変わらなかったことと、その理由。成果を大きく語るより、変化の輪郭を正直に描くほうが信用されます。誇張した数字は、その場では効いても後で自分を苦しめます。

2.3 当日の進め方:講義・演習・対話をどう組み立てるか

担当者の頭の中には、いつも当日の光景があります。受講者が眠くならないか。ワークは動くのか。反発の空気が出たときにどうさばくのか。この不安は、進め方を書いた記事があるだけで、かなり和らぎます。

たとえば、講義と演習の時間配分をどう決めているか。班分けをどうするか。手が止まった班にどう声をかけるか。研修設計の考え方を開示することは、手の内を明かす損ではなく、任せられる根拠を渡す行為です。同じ内容を真似されても、当日の判断までは真似できません。

2.4 登壇の実績感と、話し方の温度

最後が、場数の気配と人柄です。どんな業種のどんな層に向けて話してきたのか。会場の規模はどのくらいか。オンラインと対面のどちらもこなせるのか。守秘の範囲で書ける情報だけでも、記事に散らしておくと実績感は伝わります。

そして文章の温度。強く言い切る講師なのか、問いを投げて考えさせる講師なのか。受講者の目線に立つ人なのか。文体は、そのまま話し方として受け取られます。飾らずに書いた文章のほうが、当日の空気を正しく伝えてくれるはずです。

「この4つを、自分の講師業ではどう言葉にすればいいのか」を短時間で整理したい方に向けて、志師塾では講師をはじめ先生業に特化した無料のWeb集客セミナーを開催しています。

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3. 講師のブログに何を書くか:日記ではなく「講義の裏側」を書く

確かめられている中身が分かれば、書くべきことも決まってきます。ここで大事になるのが、講師のブログを「日記の場」にしないことです。

3.1 ブログは日記ではない。この前提は今も変わらない

SNSが身辺雑記の受け皿になったことで、ブログは「Web上の日記」という位置づけを脱しました。今のブログは、書き手が自分の考えを述べるメディアです。ここに昼食の写真や移動の記録を並べても、発注者の判断材料にはなりません。

講師版に翻訳すると、こうなります。書くのは日々の出来事ではなく、講義の裏側にある考えと、受講者との間で起きたこと。同じ「昨日は名古屋で登壇しました」でも、そこから受講者の反応と自分の判断に踏み込めば、記事はまったく別のものに変わります。

3.2 講師のブログ集客に効く、記事ネタ6つの型

ネタが続かないという相談はよく届きます。講師の場合、材料は毎回の現場にあります。次の6つの型に沿って棚卸しすれば、書くことに困る状態からは抜けられるはずです。

  • 受講者の反応:どんな問いで場が沈黙し、どこで空気が変わったか
  • 講義で使う問い:受講者に投げている問いと、その問いを選んだ理由
  • よくあるつまずき:受講者が必ず引っかかる場所と、乗り越え方
  • 研修設計の考え方。時間配分・演習の入れどころ・順番を決める基準
  • 現場で起きている変化。担当者から聞く悩みの傾向、テーマの移り変わり
  • 質疑応答で出た質問への、その場で答えきれなかった回答

ネタの探し方をさらに広げたい方は、一生ブログのネタに困らなくなる方法もあわせて読んでみてください。講師以外の先生業にも通じる考え方がまとまっています。

講師の記事ネタ6つの型

3.3 つまらない記事は、書かないより損をすることがある

更新の頻度を優先して中身の薄い記事を量産すると、親しみを持たれるどころか、講師としての評価を下げてしまうことがあります。人前で話す仕事だからこそ、読み手の目が向くのは「この人の話は面白いのか」です。退屈な記事は、退屈な講義の予告として読まれます

もし「もっと頻度を上げて親しみを伝えたい」と感じるなら、他愛のない話はSNSに回しましょう。メディアの特性に合わせた出し分けです。ブログのほうは、読んだ人が「この講師、誠実そうだな」「一度話を聞いてみたいな」と感じる密度を保つ。本数より、1本の手応えを優先してください。

なお、その1本を仕事の相談につなげる導線まで知りたい方は、「先生業の顧客獲得を成功させる7つの能力」をまとめた無料資料をご活用ください。

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4. 講師のブログ・SNS・ホームページの役割分担

ブログ単体で戦おうとすると苦しくなります。志師塾がお伝えしているのは、どれが優れているかを比べるのではなく、それぞれの強みを生かして弱みを補う組み合わせです。

4.1 3つのメディアには、それぞれ違う仕事がある

整理すると、こうなります。SNSは、身辺の話やその時々の情報を届けて親しみを生み、拡散で人を連れてくる場。ホームページは、変わらない情報をどっしりと置いて信頼を与える看板。そしてブログは、その中間で、堅苦しくない形で仕事の話をする場です。

決まった情報を置く場があるから、速報性のある発信にも信用がつきます。速報性のある発信があるから、決まった情報の置き場に人が向かいます。3つは競合ではなく、順番に働く役割分担なのです。

3つのメディアの役割分担

4.2 講師にとってのブログは「関係性の構築」を担う中間地点

親しみを日常的に積み上げるのはSNSの仕事です。ブログは同じ関係づくりでも、日常の距離感というより「考えと仕事を知ってもらう」ほうに寄っています。講師の場合、ここが最も相性のいい位置取りになります。話す仕事の中身は、短文よりまとまった文章のほうが伝わるからです。

ホームページで書かれた登壇実績の一覧は、それだけでは平面的な情報にとどまります。ブログの記事が加わると、その一覧の裏に現場の光景が立ち上がり、依頼する側にとって身近なものに変わる。看板の作り方は講師のホームページ集客で詳しく解説しています。

4.3 記事の書き方と、検索から見つけてもらう工夫

役割が決まったら、記事そのものの作り方も整えましょう。読み手が知りたい問いから書き始める、見出しで話の骨格を見せる、専門用語には短い補足を添える。この3つを守るだけで、読了率は変わってきます。検索から見つけてもらう設計と、読んだ人の不安を消す設計は、別々に考えたほうがうまくいくのです

問い合わせにつながる記事の作り方は、先生業のブログSEOで問い合わせを生む記事設計7要素にまとめてあります。テーマの選び方から記事の締め方まで、講師のブログ集客にもそのまま当てはまる内容です。

5. 講師のブログ集客を、単発登壇からリピートへ育てる

ここまでが、依頼を受けるまでの話。仕上げは、受けた依頼を続く関係に変える設計です。講師業が不安定になりやすいのは、1回の登壇で関係が切れてしまうからにほかなりません。

5.1 「このテーマなら、あの講師」という第一想起をつくる

研修の企画は、担当者の頭の中で突然始まります。来期のテーマが決まった瞬間、「誰に頼もうか」と考えたとき、最初に浮かぶ名前があるかどうか。この第一想起を取れているかどうかが、依頼の量をほぼ決めます

そして第一想起は、1本のバズった記事ではなく、同じテーマの記事が積み上がっている状態からつくられます。あちこちのテーマに手を広げず、決めた輪郭の中で書き続ける。地味ですが、講師のブログ集客でいちばん効く積み上げ方です。

5.2 講師料の相場で比べられない状態をつくる

「1日いくらの講師か」で比べられている限り、価格は下がる方向にしか動きません。相場から抜けるために必要なのは、他の講師と入れ替えが利かないという実感です。この業界のこの階層に、この順番でこう教える。その独自性が記事から伝わっていれば、比較の物差しは料金から中身へ移ります。

高くても選ばれる講師は、値段の話が出る前に「この人にお願いしたい」と決まっている状態をつくるものです。実際にその状態へたどり着いた方の取り組みは、講師の成功事例インタビューで読むことができます。

5.3 登壇後もブログは働き続ける

登壇が終わったあとも、記事は残ります。受講者が後日あらためて検索してたどり着いたり、担当者が異動先で思い出したり。ブログは、時間差で効いてくる資産です。だからこそ、登壇のたびに1本書く習慣が効いてきます。

その1本には、受講者の反応と、自分がその場でした判断を残しておきましょう。次の発注者は、それを読んで「うちでも同じことが起きそうだ」と想像します。依頼を待つだけでなく、自分で開催する講座や勉強会の告知先としても記事は働いてくれるでしょう。依頼と自主開催、この両輪が回り出すと、講師業の売上は目に見えて安定してきます。

6. まとめ:講師のブログ集客は「発注者への先出し」で決まる

講師のブログ集客について、押さえておきたい点を振り返ります。

  • 読者は個人の受講希望者だけではない。登壇を依頼する発注者がいる
  • 発注者が確かめるのは、テーマの専門性・受講者の変化・当日の進め方・実績感と温度
  • 書くのは日記ではなく講義の裏側。反応・問い・つまずき・設計の考え方
  • ブログ・SNS・ホームページの役割分担で、関係性を積み上げる

ブログは、講師の仕事を自動で運んでくる魔法の道具ではありません。ただ、会う前の不安を静かに消し、比較の物差しを料金から中身へ動かし、時間差で名前を思い出させる。この3つを同時にこなせる場は、ほかにそう多くないはずです。まずは次の登壇の後に、受講者の反応を1本書くところから始めてみてください。

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