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行政書士のブログ集客4つのコツ|依頼につながる書き方

行政書士のブログ集客4つのコツ|依頼につながる書き方

行政書士のブログで、いちばん多い失敗があります。手続きの解説記事を丁寧に書き上げることです。「建設業許可とは」「相続手続きの流れ」。真面目な人ほど、ここから始めます。

ところが、この種の記事は読まれません。同じ内容が数え切れないほど公開されていますし、役所の公式サイトにも詳しい説明が載っているからです。行政書士のブログで効くのは、制度の説明ではなく判断の分かれ目のほう。要件を満たすかどうかを毎日見ている人にしか書けない中身が、そこにあります。

この記事では、先生業(士業・コンサルタント・コーチ・講師など)の集客・顧客獲得支援を専門としてきた志師塾が、行政書士のブログ集客を4つのコツに整理して解説します。先に全体像を示しておきましょう。

  • コツ1:書くのは「制度」ではなく「判断の分かれ目」
  • コツ2:事業者向けと個人向けで書き分ける
  • コツ3:更新のある手続きを、毎年戻ってくる記事にする
  • コツ4:読んだ人が動ける終わり方にする

まずは、行政書士のブログが読まれない理由から確認しましょう。

1. 行政書士のブログが読まれない3つの理由

更新しているのに反応がない。この状態には、はっきりした原因があります。3つに分けて見ていきましょう。

1.1 制度の解説は、すでに足りている

「産業廃棄物収集運搬業の許可要件」を検索すると、行政の案内から同業の記事まで、いくらでも出てきます。そこへ同じ構成で書き足しても、後から入った事務所が前に出ることはまれです。

さらに、検索した人が画面の上で読み終えてしまう場面も増えました。一般的な説明を並べる記事ほど、この影響を受けます。誰でも書ける内容は、誰の記憶にも残りません。この構造は今後さらに強まると考えておいたほうがいいでしょう。

1.2 誰に向けた記事か決まっていない

行政書士のブログを開くと、建設業許可の記事の隣に相続の記事があり、その先に補助金の記事が並んでいることがあります。扱える範囲が広い資格なので、自然とこうなるのです。

ただ、読む側から見ると、何の専門家のブログなのか分かりません。相続で来た人は建設業の記事を読みませんし、逆も同じです。専門分野を絞る話は行政書士の集客方法8選でも扱っていますが、ブログはとりわけ影響が出る場所になります。

絞りきれないときは、看板だけでも分けてください。1つのブログの中で、事業者向けと個人向けをカテゴリで分ける。入り口に「建設業許可について」「相続について」と置くだけでも、読む人の迷いは小さくなります。

1.3 更新が止まったブログは、逆効果になる

最後の記事が3年前。この状態は、書いていないより悪い場合があります。訪れた人に「今も営業しているのだろうか」と思わせてしまうからです。

行政書士は個人で開業している方が多く、依頼者は「連絡が取れるか」を気にしています。書く量を増やせという話ではありません。続けられる頻度を先に決めるほうが、勢いよく始めて止まるより効きます。月1本でも、その形を守れば十分です。

2. コツ1:書くのは「制度」ではなく「判断の分かれ目」

では何を書くのか。答えは、公式サイトに載っていないことです。行政書士が毎日向き合っているのは、条文そのものではなく、目の前の事情が要件に当てはまるかどうかの判断だからです。

2.1 差し戻しと不許可の理由は、他が書けない中身

申請が通らなかったとき、そこには必ず理由があります。書類の不足、要件の読み違い、実態と書面のずれ。この蓄積は、実務をしている人にしかありません。

だから、記事にする価値があります。「配偶者ビザの申請で、追加資料を求められやすい3つの点」「建設業許可の経営業務の管理責任者で、証明につまずきやすいところ」。読んだ人の頭には「自分の場合はどうなるのか」という問いが浮かぶはずです。この問いが生まれた時点で、相談は近づいています

書くときは、結論を先に置いてください。「この点でつまずく方が多い」と最初に示し、そのあとに理由と対処を並べる。読む側は困っている最中なので、前置きを読む余裕がありません。

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2.2 地域ごとの運用は、あなたにしか書けない

同じ制度でも、窓口の運用は地域ごとに違うのです。求められる添付書類、事前相談の扱い、審査にかかる日数の感覚。行政書士なら誰でも知っている話ですが、依頼者は知りません。

「○○県で建設業許可を申請するときの、事前相談の進み方」。こうした記事は、全国向けの解説より読まれます。地域名を入れる意味も、ここにあるのです。管轄という考え方は行政書士のWeb集客でも詳しく扱っています。

2.3 AIより深いところまで書く

制度の要約なら、いまはAIでも作れます。だからこそ、書く場所を変える必要があるわけです。境目はどこにあるのか。判断が分かれる場面、実態を確かめないと決まらないところ、そして窓口とのやりとりです。

この線引きは、行政書士という仕事そのものの分かれ目でもあります。書類を作る人から、判断と段取りをする人へ。どこをAIに任せ、どこを自分で持つかについてはAI代替93%の行政書士が生き残る5つの道で掘り下げています。

3. コツ2:事業者向けと個人向けで書き分ける

行政書士の依頼者は、大きく事業者と個人に分かれます。困り方も、読み方も、決め方も別物です。同じ書き方で両方に届けようとすると、どちらにも刺さりません。

3.1 事業者向けは「期限」と「条件」で書く

許可が要ると分かった社長が知りたいのは、次の3つです。間に合うのか、いくらかかるのか、うちの会社は要件を満たしているのか。感情ではなく条件で動きます。

だから、記事も条件で書きましょう。要件を一覧にして、当てはまるかどうかを自分で確かめられる形にする。日数の目安も添える。読み終えたときに「うちは条件を満たしていそうだが、ここが微妙だ」と分かれば、そのまま相談の理由になります。

もうひとつ、事業者には決裁の場面があります。社長がひとりで決める会社もあれば、稟議に回す会社もある。後者を相手にするなら、記事をそのまま社内で回せる形にしておくと強いのです。費用の内訳と日数が1画面にまとまっていれば、印刷して会議に持ち込めます。

3.2 個人向けは「何から手をつけるか」で書く

個人の依頼者は、状況が違います。親が亡くなった、配偶者のビザが不許可になった、離婚の話し合いが始まった。どれも動揺している最中です。

そこへ要件の一覧を並べても、頭に入りません。必要なのは順番です。「まず何をして、次に何をするか」。最初の一歩を示すだけで、読んだ人は落ち着きます。個人向けの記事は、情報量より順番のほうが効きます

3.3 1記事1テーマにする

相続の記事を書くときは、遺言のことも、名義変更のことも、税金のことも触れたくなるものです。親切のつもりでも、読む側は途中で迷子になるのです。

1記事で答えるのは1つの問いまで。足りない部分は、別の記事へリンクで渡せば済みます。記事が増えるほど、絞った記事のほうが働きます

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4. コツ3:更新のある手続きを、毎年戻ってくる記事にする

行政書士のブログには、他の士業にはない強みがあります。扱う手続きの多くに期限があることです。この性質を記事の設計に使いましょう。

4.1 期限を軸にした記事は、資産になる

建設業許可の更新、決算変更届、在留期間の更新、産廃の許可更新。どれも決まった時期に必要になり、そのたびに検索されます。

つまり、一度書いておけば毎年働いてくれる記事になるわけです。「更新を忘れたらどうなるか」「いつから準備を始めればよいか」「必要な書類はどれか」。書き方は難しくありません。窓口で毎年説明していることを、そのまま文字にすれば十分です。

制度が変わったときの記事も、同じ性質を持ちます。改正の中身そのものより「うちの会社は何を直せばよいのか」を書く。行政書士に関わる制度の見直しは折に触れて起きるので、そのたびに書ける題材が生まれるわけです。改正のとらえ方は行政書士法改正2026|代行規制で勝つ5戦略も参考になります。

4.2 相続は「時期」で記事を分ける

相続の記事は、書く相手を時期で分けると整理しやすくなります。親が元気なうちに調べている人、亡くなった直後で慌てている人、手続きが一段落して次を考えている人。

それぞれ知りたいことが違います。前者には遺言と生前の準備、真ん中には最初の一歩と期限、後者には次の世代のこと。同じ「相続」でも、読み手の時期が変われば別の記事になります。実際に相続分野で仕事を広げた行政書士の話は、行政書士の成功事例インタビューで読めます。

4.3 読み手を次の記事へ渡す

1つの記事だけで判断する人は多くありません。読んで納得した人は、もう少し知りたくなります。そこで行き止まりにしないでください。

記事の中に、関連する記事へのリンクを2本か3本置いておく。「要件の確認はこちら」「必要書類の一覧はこちら」。この置き方をすると、滞在時間も伸びますし、専門性も伝わります。

5. コツ4:読んだ人が動ける終わり方にする

最後は締め方です。良い記事を書いても、終わり方を決めていないと相談は生まれません。

5.1 「明日できること」を置く

記事の最後に、次の一歩を1つか2つ書いてください。「登記事項証明書を取り寄せる」「直近3期分の決算書を用意する」。小さい行動で構いません。

ここを置くと、読んだ人は実際に動き始めます。動き始めた人は、途中で必ずつまずく。そのときに戻ってくる先が、あなたの事務所になります。読ませて終わる記事より、動かして途中で困らせる記事のほうが相談を生みます

逆に避けたいのが、不安をあおって締める書き方です。「放置すると大変なことになります」と脅すと、その場の反応は取れても相談の質は落ちる。事実を示して判断を委ねるほうが、行政書士には合っています。

5.2 問い合わせの前に、一段挟む

記事の末尾に「お問い合わせはこちら」とだけ書いてある事務所は多いものです。ただ、記事を1本読んだ段階で電話をかけるのは、まだ距離があります。

あいだに置くとよいのが、料金と流れの分かるページです。いくらで、どれくらいの期間で、どう進むのか。ここを確かめてから連絡したい人は多くいます。受け皿の整え方は行政書士のホームページ集客で扱っています。

連絡の入り口も、電話だけにしないでください。個人の依頼者には、いきなり声で話すことをためらう方が少なくありません。メールやフォームを並べておくと、届く相談の幅が広がります。

5.3 続けるための分担を決める

ここまで読んで「そこまで手が回らない」と感じた方もいるでしょう。受任すれば書類と窓口で手一杯になるのが、この仕事の現実です。

だから、分担を先に決めておきましょう。構成案の作成、文章の整え、見出しの案出し。この部分はAIに寄せられます。反対に、判断の分かれ目や地域の運用は自分で書いてください。そこが記事の価値そのものだからです。下ごしらえはAIに、判断と語りは人に。この線を引けば、月に1本は無理なく続きます。頻度を決めたら、書く日をあらかじめ予定に入れておきましょう。空いた時間に書こうとすると、繁忙期に最初に削られるのがブログだからです。

6. まとめ:行政書士のブログは「実務でしか書けないこと」を書く

行政書士のブログ集客を、4つのコツでお伝えしました。

  • コツ1:制度の解説ではなく、差し戻しの理由と地域の運用を書く
  • コツ2:事業者向けは条件で、個人向けは順番で書き分ける
  • コツ3:期限のある手続きは、毎年戻ってくる記事になる
  • コツ4:最後に「明日できること」を置き、料金と流れのページへ渡す

ブログは、書いた量で決まる場所ではありません。実務でしか見えないものを1本ずつ置いていけば、それが専門性の証明になります。制度は誰でも書けますが、判断は書けません。そこにあなたの価値があります。

明日から手をつけるなら、この3つからどうぞ。

  1. 直近で差し戻しや追加資料を求められた案件を3つ書き出す
  2. そのうち1つを選び、なぜそうなったかを1記事にまとめる
  3. 自分の専門で期限のある手続きを1つ選び、更新の記事を作る

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