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【卒業生インタビュー】 充実した生活改善へのパートナー 〜ゼロ時間ライフシフトコーチ・福谷聡子(ふくやさとこ)さん~

今回は志師塾卒業生である「ゼロ時間ライフシフトコーチ」の福谷聡子さんにお話を伺いました。福谷さんは、会社の経営者や管理職、フリーランスなど、仕事・家庭・自分の時間にアンバランスを抱えているビジネスパーソンに対して、ゼロ時間(スキマ時間)の活用で1日を26時間体感にするコーチングをしています。

情報量が増えた現代社会では、時間のコントロールが難しくなり、もはや一人では簡単に時間確保はできません。多くのビジネスパーソンが悩みを持つ、「日々いかにして時間確保していくか」という課題に対して、コーチングで考え方や行動のパターンを見つけ新習慣を作るのが福谷さんの仕事です。

今回は、コーチングを通してビジネスパーソンの時間の課題に取り組む福谷さんの活動やこれまでの実績、コーチングへの思いについてお伺いしました。

1. コーチングの力と生活習慣の改善

1.1 ゼロ時間ライフシフトコーチという仕事

福谷さんは現在、プロコーチとして、会社の経営者や管理職、フリーランスなど、様々なビジネスパーソンのパートナーとして、コミュニケーションやタイムマネジメント、自己ブランディングのコーチングを行っています。

情報があふれる現代社会では、人々は仕事・家庭・自分のために、たくさんのやるべきことを抱えています。ですから、現代のビジネスパーソンの最も大きな悩みの1つは「日々いかにして時間確保していくか」ということではないでしょうか。そうした人々に対して、コーチングを通して生活(ライフ)の改善(シフト)を行っていくのが福谷さんの仕事です。

福谷さんは、自由時間・スキマ時間を「ゼロ時間」と定義しています。朝起きて、やらなければいけないルーティンを始める前に、本当にやりたいことをする時間を作ることが大切です。また、朝に限らず1日の合間に自分だけのゼロ時間を見つけることで、人生時間を豊かにしていくことが可能となります。

ゼロ時間ライフシフトコーチの福谷聡子さん2

1.2 自身の経験を活かしたコーチング

福谷さんが行っているコーチングの特徴は、個人が時間コントロールを行うことによって、個人としての充実、幸せ、生きがいを手に入れていくことにあります。優秀な人でも、朝起きるのが苦手な人や休日は一日寝て過ごしてしまう人が少なくないといいます。

長年にわたり習慣となっている生活の改善を個人で行うことは大変です。コーチングによるサポートは生活改善には最適な手法といえるでしょう。

現在、毎朝3時に起床するなど規則正しい生活を行い、クライアントにもコーチングしている福谷さんですが、かつてはだらしない生活からなかなか抜け出せませんでした。夜更かしをしてテレビを見ながら御菓子を食べている自分を客観的に見たときに、本当に嫌だと思っていました。そしてある時、今までの生活を変えることを決意。一念発起し、10年かけて朝型の生活に変革することができたのです。

「自分を裏切らない時間の使い方ができれば人生満足度が上がる」

かつて自身の時間の使い方に不満があり改善した福谷さんは、現在コーチングを通してクライアントの時間の使い方の改善を行っています。

2. コーチングとの出会いと独立

2.1 アパレル販売員の経験とコーチングによる成果

福谷さんは、19年間にわたってアパレルの販売員として経験を積みました。年間1,000人以上のお客様との対話を通して本当に欲しい服を販売することで、「福谷さんがいると店が混み合う」と言われるほど評価され、アパレル店舗のリーダーとして順風満帆の日々でした。

一方で、リーダーとして部下を支え続けることに疲労と孤独感を持つようにもなりました。そんなとき、思いがけず妊娠し出産、仕事を辞めることになったのです。しかし、いざ専業主婦になってみると仕事への達成感が忘れられず、プチ鬱になってしまうほど葛藤を抱えることになります。「このままでいいのだろうか?」福谷さんはそう思い悩んでいたそうです。

その頃コーチングと出会い、個別にコーチを依頼するようになりました。コーチングを通して葛藤を克服し、職場にも復帰を果たします。復帰後に自身が受けたコーチングの経験を活かすことにしました。売上低迷していた店舗にてスタッフへのコーチングを実施すると、目に見えて大きな成果が現れました。前年比の2倍の売上高を記録することもありました。

「このまま全国の店舗のスタッフに対して、社内コーチとしてスタッフ育成をやっていきたい」そう考えていた矢先に勤務していた会社が民事再生法を適用し再建することとなってしまいました。環境が大きく変わり一人一人のスタッフをコーチングすることができなくなったため、会社を去ることにしたのです。

新たに就職した会社では以前と大きく環境が変わりました。スタッフ一人一人に対してコーチングを実施する状況ではありませんでした。

お客様に対してはコーチングのスキルを活かして販売を行っていましたが、自分の中の疑問も大きくなっていきます。「このままコーチングのスキルを活かしきれず、アパレル店員のままでいいのだろうか?」福谷さんの心の中で、新たな決意が芽生え始めます。

ゼロ時間ライフシフトコーチの福谷聡子さん3

2.2 プロコーチとして独立

2020年、福谷さんは自身が最後に勤務していた会社に所属しながら、コーチングのスキルを活かした活動を始めます。これは、ある友人から起業相談を持ち掛けられたのがきっかけになりました。

当時、その友人は「起業して上手くやっていけるだろうか。本当にやりたいことなのだろうか」と悩んでいたそうです。そこで、福谷さんはコーチングのノウハウを活用し、友人の本当にやりたかった起業方法を見つけました。友人は無事に起業に成功し、現在でも順調に経営しているといいます。「私にはコーチング以上の天職は無い」友人から今までにない感謝をされたとき、福谷さんは直感でそう思ったそうです。

2020年、春。福谷さんはアパレル店員の仕事を続けながら、プロコーチとして開業しました。この頃にはコーチングのスキルもプロとして通じるレベルとなっていたそうです。

そこで、アパレル店舗の責任者としてチームを率いてきた経験とコーチングのノウハウを活かして、ビジネスシーンで悩んでいるマネジャーを助けていきたいと考えていたのですが、どうにも上手くいきません。個人でビジネスをしたことが無かったため、自身のサービスの値付けやプロモーション、マーケティングのノウハウが無かったのです。

3. 志師塾との関わりについて

3.1 志師塾との出会い

2020年、プロコーチとして開業したものの、この先どのように顧客を獲得していったらいいか悩んでいた福谷さんに1つの転機が訪れます。それが志師塾との出会いです。

当時、福谷さんは悩んでいました。コーチングには自信があっても、その価値を見ず知らずの人にどうやって伝えてお客様となっていただくのかがわからない。先生業にとっては常に悩まされる課題です。そんな時、偶然にもSNSの志師塾の広告が目に飛び込んできました。この出会いによって、志師塾への入塾申込を行い、新たな一歩を踏み出したのです。

福谷さんが参加した「Web集客セミナー」はこちら

3.2 志師塾で学んだ志とノウハウ

実際に志師塾に入塾してから学んだことは多岐に渡ります。福谷さんは独立開業を目指していたものの、志師塾に入塾するまで自身のサービスの価格設定やブランディングについてしっかりと考えたことが無かったといいます。「そのまま独立していたら投げ銭でしかお金をもらえなかったかもしれない」福谷さんは当時を振り返り苦笑します。

福谷さんが志師塾で学んで特によかったと感じたのが、仲間の存在だといいます。同じ志を持ち、高い目標に向かって突き進む仲間の存在は大きな力になりました。

また、課題は大変だったものの、今でもとても役に立っています。作成したチラシやクロージングのトークもそのまま使っているほか、「ゼロ時間ライフシフトコーチ」という肩書も当時考案したものです。集客の方法も志師塾のノウハウを最大限に活用しています。志師塾のマインドとノウハウを身につけた福谷さんは、満を持してアパレル会社を退職、独立を果たしたのです。

3.3 志師塾で出会った仲間とMVP獲得

志師塾の制度の中で、特に福谷さんの印象に残っているのがMVP制度だそうです。これは、カリキュラムの最後に、グループ課題への貢献度や講座受講している仲間同士の相互投票を基に、その期のMVPを決定するもの。福谷さんと同じグループの中には当時からすでに活躍されていた方もいたため、MVPはその人の他にいないと感じていました。ところが、投票前に行った福谷さんのスピーチが状況を一変させます。

「志師塾では、初めに自己の棚卸をするところから始まりました。自分の強みや今の現在地、在り方を知るためです。そして、そこから今後の自分を作り上げて言語化していく。これは、まさにコーチングのプロセスそのものです。志を固めて、打ち出して、行動していく。お金を頂くことに躊躇していた私もクライアントを獲得することができました。志師塾の学び全体がコーチングだと思います」

福谷さんのスピーチを聞いた仲間たちから大きな反響があったといいます。その後の相互投票で見事MVPに輝くことができました。「選んでもらってすごく嬉しかった。今でも力になっています」福谷さんはそう当時を振り返ります。こうして志師塾を卒業した福谷さんはプロコーチとしての新たな道を歩み始めました。

ゼロ時間ライフシフトコーチの福谷聡子さん4

4. コーチングにかける想い

4.1 プロコーチとしての想いと仕事の魅力

プロコーチとして独立した福谷さんは、現在20人近いクライアントに対して定期的にコーチングのセッションを行っています。ビジネスパーソンの中には、能力が高いにも関わらずルーティンや習慣付けが苦手な方が少なくありません。そのためにチャンスを獲得できないのは、本当にもったいないことです。

「時間確保に頭を悩ませるのではなく、本当にやりたいことのために時間と知恵を使うビジネスパーソンを増やすことで、社会をより良くしていきたい」志の高いビジネスパーソンの生活改善のパートナーとなることで、クライアントのより良い人生に寄与できることに、福谷さんはやりがいを感じているといいます。

4.2 今後の取り組みと将来展望

福谷さんは、今後はさらに新しいことに取り組んでいきたいといいます。はじめに、今秋にはコーチングを学びたい人向けにコーチング講座を開設する予定です。そのため、現在は講座開始に向けて精力的にテキストの作成に取り組んでいます。

来年には書籍の出版も行いたいといいます。これらはすべて、自身のノウハウである「ゼロ時間ライフシフトコーチング」をより幅広い人に届けていくためなのです。

さらに、福谷さんは最終的な目標を次のように語ります。「ゼロ時間ライフシフトコーチングで人生の充実感が高まる『人生転換度ナンバーワンのコミュニティ』を創りたいと考えています。

「自分の力で時間を確保して周りの人々のために全力を尽くすことのできる、志の高いビジネスパーソンの集まる相互支援コミュニティ、これがわたしの目指している姿です。現在、質の高いメンバーが集まっています。このスピードを加速して、ゼロ時間を活用するビジネスパーソンを輩出していきたいと考えています」

ゼロ時間ライフシフトコーチとして、ビジネスパーソンの生活改善を全力で支援する福谷さん。どんな時でも常に前向きな福谷さんは、これからも活躍していくに違いありません。

文:野江泰介(中小企業診断士)/編集:志師塾編集部

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